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教皇が毎晩「声」を届け続けた365日…ガザの教会に響く「祈りの電話」

佐藤美穂 アクセス  

引用:聯合ニュース
引用:聯合ニュース

フランシスコ教皇が、戦争によりガザ地区の教会に避難しているパレスチナのカトリック信者たちに毎晩直接電話をかけ、励ましていることが明らかになった。

25日(現地時間)、フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、フランシスコ教皇は昨年10月のガザ戦争勃発以来、1年以上にわたり毎晩ガザ地区の聖家族教会に電話を掛けているという。この教会には数百人のパレスチナのカトリック信者が避難しており、教皇は信者たちを祝福し、共に祈りを捧げているという。教会に避難中のある信者は、教皇の電話について「恐怖が和らぐだけでなく、ここに集まった人々が守られているという安心感を得られる」と述べ、さらに「通信状態が良い日には、教皇と共に祈りを捧げることもある」と語った。

教皇は昨年5月、米CBSの看板報道番組「60ミニッツ」のインタビューで、ガザ地区に毎晩電話をかけていることを明かしていた。その際、教皇は「毎晩7時にガザ教区の信者と電話で対話を行い、ガザ地区の状況を把握している」と述べ、「そこの状況は非常に痛ましい」と語っていた。

ガザ地区のカトリック信者は1,000人に上り、彼らは昨年10月7日にパレスチナの武装組織ハマスによる奇襲攻撃でイスラエルとの戦争が勃発して以来、聖家族教会を避難所として利用してきた。その後、一部の信者はガザ地区とエジプトを結ぶ唯一の通路であるラファ国境検問所を通じて安全地帯へ脱出したが、イスラエルが昨年5月にラファ国境を封鎖したため、聖家族教会には現在も約650人のカトリック信者が取り残されている。

佐藤美穂
editor@kangnamtimes.com

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