メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「テスラの再来」と期待されたニコラ、破産保護申請が秒読み段階に

竹内智子 アクセス  

水素燃料電池トラックを製造するスタートアップ企業「ニコラ」が破産保護を申請する可能性が高いと報じられている。2020年、販売実績がないまま上場し、その後、技術面での疑念や販売成績の不振が影響し、株価は急落。その後も厳しい経営状況が続いている。

米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)」の報道によると、ニコラは近日中に破産保護を申請する準備を進めているという。現在、同社は法律事務所の助言を受け、株式売却を含む再建策を模索している。

かつてテスラの競合として注目を集めたニコラは、2020年6月4日、特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じて米ナスダック市場に上場。しかし上場時点ではトラックを1台も販売しておらず、その技術に対する疑念がつきまとっていた。それにもかかわらず、上場初日には株価が公募価格22ドル(約3,345円)から53.4%急騰し、33.75ドル(約5,131円)となり注目を集めた。上場9日目には93.99ドル(約1万4,289円)に達し、同社の時価総額は約300億ドル(約4兆5,607億円)となり、フォードの時価総額(約288億ドル/約4兆3,780億円)を上回る規模となった。

しかし、業績不振が続き、特に空売り投資会社ヒンデンブルグによる批判報告がきっかけで状況が悪化。ヒンデンブルグはニコラが技術面で過大評価されており、PR動画内の水素燃料電池トラックが実際には下り坂で走行していたと暴露。米証券当局と司法当局の調査の結果、ニコラが下り坂を転がるトラックを自力走行しているかのように偽装していたことが明らかとなり、創業者トレバー・ミルトン氏は詐欺罪で禁錮4年の判決を受けた。

さらに、ニコラの業績も低迷。2023年10月の決算では、約200台の水素・電気ハイブリッドトラックの販売にとどまったと報告され、資金調達策が未定であることが明かされた。ブルームバーグによると、ニコラは2020年から2023年にかけて毎年営業損失を計上し、2023年には約5億7,400万ドル(約872億4,312万円)の赤字を計上したとされている。

破産申請の報道を受けて、ニコラの株価は急落。6日の時間外取引では、前日比30.6%下落の0.52ドル(約79円)となり、7日には前日比41.1%の暴落を記録し、0.44ドル(約67円)で取引を終えた。

竹内智子
takeuchit@kangnamtimes.jp

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • ハンドルも「前後の区別」もないロボタクシー!? Zoox、ラスベガスでサービス開始…“斬新テクノロジー”の全貌
  • トランプ大統領、TikTok売却期限を「また延長」へ…4度目の“猶予”で米議会に失望広がる
  • マスク、5年半ぶりにテスラ株を「爆買い」!報酬パッケージ投票目前に1500億円規模の“存在感誇示”で株価急騰
  • 「中国に徹底抗戦!」台湾、“天弓4”を初公開…“台湾版THAAD”で迎撃網を構築、新型無人機も一斉投入
  • モスクワに北朝鮮「金正恩崇拝アート」襲来!派兵賛美の絵まで展示、“ロシアとの危険な蜜月”を誇示
  • 世界新聞協会、米政権の「記者ビザ5年→240日」短縮に猛反発…報道自由の崩壊を警告し“撤回声明”を発表

こんな記事も読まれています

  • 【スクープ】ポルシェ「カイエン・クーペEVターボGT」目撃!総出力1,000馬力超で2026年以降登場へ
  • 【ホンダ】ジャパンモビリティショー2025で「ホンダ0シリーズ」初公開…サルーン&SUVプロトタイプ登場
  • 【トヨタ】RAV4&ランドクルーザー派生の新型EV SUV…米ケンタッキー工場で生産、2027年までに投入
  • ボルボCEO警告「中国EV攻勢で欧米ブランドは一部消える」…完全EV化計画を修正しつつも“電動化は不可逆”
  • ハンドルも「前後の区別」もないロボタクシー!? Zoox、ラスベガスでサービス開始…“斬新テクノロジー”の全貌
  • トランプ大統領、TikTok売却期限を「また延長」へ…4度目の“猶予”で米議会に失望広がる
  • マスク、5年半ぶりにテスラ株を「爆買い」!報酬パッケージ投票目前に1500億円規模の“存在感誇示”で株価急騰
  • 「中国に徹底抗戦!」台湾、“天弓4”を初公開…“台湾版THAAD”で迎撃網を構築、新型無人機も一斉投入

こんな記事も読まれています

  • 【スクープ】ポルシェ「カイエン・クーペEVターボGT」目撃!総出力1,000馬力超で2026年以降登場へ
  • 【ホンダ】ジャパンモビリティショー2025で「ホンダ0シリーズ」初公開…サルーン&SUVプロトタイプ登場
  • 【トヨタ】RAV4&ランドクルーザー派生の新型EV SUV…米ケンタッキー工場で生産、2027年までに投入
  • ボルボCEO警告「中国EV攻勢で欧米ブランドは一部消える」…完全EV化計画を修正しつつも“電動化は不可逆”
  • ハンドルも「前後の区別」もないロボタクシー!? Zoox、ラスベガスでサービス開始…“斬新テクノロジー”の全貌
  • トランプ大統領、TikTok売却期限を「また延長」へ…4度目の“猶予”で米議会に失望広がる
  • マスク、5年半ぶりにテスラ株を「爆買い」!報酬パッケージ投票目前に1500億円規模の“存在感誇示”で株価急騰
  • 「中国に徹底抗戦!」台湾、“天弓4”を初公開…“台湾版THAAD”で迎撃網を構築、新型無人機も一斉投入

おすすめニュース

  • 1
    「あなた達だけでも生きなさい…」火災で子犬7匹を守った母犬ピウィ、“命懸けの愛”に世界が涙

    フォトニュース 

  • 2
    「まるで博物館!」元野球選手イ・デホ夫妻、新居に30年の軌跡を残すトロフィールームを設置

    smartnews 

  • 3
    「もうすっかり大人」LE SSERAFIMの末っ子ホン・ウンチェ、デビュー時とのギャップに驚きの声

    smartnews 

  • 4
    「任せられたからには全力で」休止期間を経て復活した女優、火の前で30分膝をつき料理に没頭

    smartnews 

  • 5
    「子持ち以外はアウト」人気恋愛番組でバツイチ女性出演者が放った一言にスタジオ騒然

    smartnews 

話題

  • 1
    BLACKPINK・リサ、エミー賞レッドカーペットに初登場!総額数千万円のブルガリジュエリーで視線を独占

    smartnews 

  • 2
    ゲーム発の実写映画『8番出口』、公開2週目で興収20億円突破!カンヌ&釜山映画祭も注目

    smartnews 

  • 3
    「落とした靴、はいどうぞ!」子どもの靴が象舎の中に...踏むかと思いきや、巨大な鼻でそっと返す姿に感動

    フォトニュース 

  • 4
    【帰郷】生まれて初めて森を見た虎の表情が話題に…「ここが本当の居場所?」と訴える姿に世界が涙

    トレンド 

  • 5
    人気タレント宅から高級品窃盗の男、懲役2年の判決に控訴…「知らずに侵入」と弁明も前科あり

    smartnews 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]