メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

米経済の先行きは不透明…トランプ大統領がFRBに利下げを要求、消費者物価の上昇に「バイデンインフレ」と批判

荒巻俊 アクセス  

トランプ大統領は12日(現地時間)、1月の消費者物価指数(CPI)発表直前に、関税の拡大と減税を推進するため、連邦準備制度(FRB)に利下げを求めた。

トランプ大統領は東部時間の早朝、自身のSNSで「金利を引き下げるべきだ。これは今後の関税政策と並行して進められる」と投稿した。

この発言は、同日行われるジェローム・パウエルFRB議長の下院金融サービス委員会での証言に先立ってなされた。しかし、トランプ大統領の投稿から1時間も経たないうちに、1月の米消費者物価が前年比3.0%上昇(0.5ポイント増)したと発表された。その後、トランプ大統領は追加の投稿で、インフレの責任をバイデン政権に押し付け、「バイデンインフレ」と批判した。

パウエル議長は前日、上院での証言において「利下げを急ぐ必要はない」と確認を示していた。また、トランプ大統領の関税政策の変更に対してFRBがどのように対応するかについては言及を避けた。

JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバルストラテジストであるデイヴィッド・ケリー主席は、関税問題やトランプ大統領の不法移民追放、大規模減税パッケージを理由に「FRBが利下げを急ぐべきではない」と指摘した。

米大統領は伝統的に中央銀行の独立性を尊重し、政策決定への干渉を控えてきた。しかし、トランプ大統領は金融政策について頻繁に意見を表明し、前回の任期中もパウエル議長を度々批判していた。

トランプ大統領は中国からの輸入品や鉄鋼、アルミニウムに対する関税引き上げを打ち出し、米国経済の先行き不透明感を高めている。さらに、カナダとメキシコへの関税強化や自動車、半導体、医薬品などへの追加関税の可能性も示唆している。

多くの主流派経済学者は、関税が物価上昇圧力を高め、インフレを引き起こす可能性があると警告しており、それに伴い、FRBによる利下げは一層困難になるとの見方が強まっている。

一方、米大統領がFRBの金利政策や国債市場を直接コントロールするのは難しい仕組みになっている。トランプ大統領は前回の任期中、パウエル議長に対して「利下げに応じなければ解任する」と圧力をかけたが、実際には解任しなかった。

パウエル議長や米財務省、金融市場は一貫して「FRBの政策決定は政治家の影響を受けるべきではない」との立場を維持してきた。

しかし、トランプ大統領がパウエル議長への圧力や人事を通じてFRBの政策決定に影響を与えようとする動きが続いているため、今年のFRBによるインフレ抑制はより困難になると予想される。ウェルズ・ファーゴ投資研究所のサミール・サマナ氏は「過去2年間と比べ、FRBのインフレ正常化への道はより険しくなるだろう」と分析した。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 【疑問】テスラ、独グリュンハイデ工場で生産拡大を計画…販売半減も「全供給市場で前向きな兆し」と強調
  • 「見えない爆撃機」B-21レイダー2号機が試験飛行!米空軍、100機体制で北朝鮮・中国への抑止力強化へ
  • 【惨劇】イスラエル軍のイエメン空爆で記者26人含む46人死亡、165人負傷…フーシ派「報復は必至」
  • 米国の「日本のように数千億ドル権限を渡せ」との要求を韓国が拒否! 自動車関税25%継続も立場を貫いた理由は?
  • 「戦争拡大のシグナルか」...ロシア自爆ドローン、ルーマニア領空を侵犯!F-16緊急発進、NATO正面衝突の危機
  • 「アメリカ・ファースト」のはずが自縄自縛!トランプ氏、“反移民強硬路線”が経済問題と衝突し迷走か

こんな記事も読まれています

  • 【新型SUV】ポルシェ「Octan S」公開…マカン上位に投入される戦略的モデル、最大560ps&PHEVを採用
  • 【新コンセプト】GMCハマーHEVピーク…2ドアSUVでラングラー&ブロンコに挑戦、未来志向デザインにSNS熱狂
  • レクサス新型「IS」、3度目のマイナーチェンジを実施…大型グリルと最新安全技術で進化
  • 「新型T-ロック」フォルクスワーゲン、8年ぶり全面刷新でグループ初のフルハイブリッドを搭載
  • 「戦争拡大のシグナルか」…ロシア自爆ドローン、ルーマニア領空を侵犯!F-16緊急発進、NATO正面衝突の危機
  • 「アメリカ・ファースト」のはずが自縄自縛!トランプ氏、“反移民強硬路線”が経済問題と衝突し迷走か
  • 「目の前にいたのに…」彼女がアンカー起用されなかった“屈辱の真相”
  • 「安全点検済みのはずが…」SEVENTEENライブで予期せぬ花火事故発生

こんな記事も読まれています

  • 【新型SUV】ポルシェ「Octan S」公開…マカン上位に投入される戦略的モデル、最大560ps&PHEVを採用
  • 【新コンセプト】GMCハマーHEVピーク…2ドアSUVでラングラー&ブロンコに挑戦、未来志向デザインにSNS熱狂
  • レクサス新型「IS」、3度目のマイナーチェンジを実施…大型グリルと最新安全技術で進化
  • 「新型T-ロック」フォルクスワーゲン、8年ぶり全面刷新でグループ初のフルハイブリッドを搭載
  • 「戦争拡大のシグナルか」…ロシア自爆ドローン、ルーマニア領空を侵犯!F-16緊急発進、NATO正面衝突の危機
  • 「アメリカ・ファースト」のはずが自縄自縛!トランプ氏、“反移民強硬路線”が経済問題と衝突し迷走か
  • 「目の前にいたのに…」彼女がアンカー起用されなかった“屈辱の真相”
  • 「安全点検済みのはずが…」SEVENTEENライブで予期せぬ花火事故発生

おすすめニュース

  • 1
    【奇行】午後の公園にゴキブリ数十匹をばらまいた女…SNSで炎上、公衆衛生に大論争

    トレンド 

  • 2
    「火星内部の隠された真実を暴く!」最新研究が突き止めた“45億年前の惑星大衝突”の破片…内部は均質な層ではなかった

    トレンド 

  • 3
    【NASA発表】火星で“微生物の痕跡”発見!35億年前の湖に潜在的生命の証拠か

    トレンド 

  • 4
    「遺体から精子採取」…銃撃で殉職した記者、2年後に“父親”に!婚約者が代理母出産で妊娠報告

    トレンド 

  • 5
    木の下敷きになった子犬を救った野生のクマ…直後に明らかになった衝撃の事実とは?

    フォトニュース 

話題

  • 1
    「果物の食べ過ぎでダウン!?」担架で病院に運ばれた“トルコのクマ・オカン”の顛末

    トレンド 

  • 2
    午前2時に野生の象が襲来!鉄門を壊し米50キロを爆食い…住民は「日常茶飯事」

    トレンド 

  • 3
    キノコ製カヤックで42キロの海を横断!? 15メートルのシロナガスクジラがまさかの“伴走”

    トレンド 

  • 4
    不倫相手と同じヴィラに!? 離婚した夫、元妻と娘の“真下の階”に引っ越して大波紋

    トレンド 

  • 5
    「空も電気車時代」に突入!破産リリウム施設を継承した独ベリディオンが新型e航空機を加速開発

    フォトニュース 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]