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ロシア、ウクライナ終戦交渉で「東欧駐留NATO軍の撤退」要求か イギリス・フランス首脳がアメリカ説得へ

佐藤美穂 アクセス  

ロシアがウクライナ戦争の終結交渉過程で東欧駐留のNATO(北大西洋条約機構)軍の撤退を米国に要求したとの主張が浮上した。

フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、20日(現地時間)、ルーマニアの安全保障担当、クリスティアン・ディアコネスク大統領補佐官がルーマニアのテレビ局「アンテナ3」のインタビューでこう語った。

ディアコネスク補佐官は「米国はモスクワの要求を拒否したが、最終的にロシアのウラジーミル・プーチン大統領に譲歩しない保証はない」と述べ、「来週、イギリス・フランス首脳が米国のワシントンDCを訪問し、ドナルド・トランプ大統領がこの要求に屈しないよう説得する」と付け加えた。

フィナンシャル・タイムズによると、プーチン大統領は2022年2月のウクライナ侵攻前から、東欧駐留NATO軍の撤退を米国に要求してきた。ロシアは旧ソ連崩壊後に独立した東欧諸国のNATO加盟とNATO軍駐留を安全保障上の脅威と見なしている。

ウクライナ侵攻の理由もウクライナがNATO加盟を試みたからだと主張している。米国はこうした主張を退けてきたが、「即時終戦」を掲げて政権を握ったトランプ大統領は、ウクライナのNATO加盟の試みが戦争を引き起こしたとの立場を示し、ロシアに力を与えた。

これに欧州は反発している。欧州はイギリス・フランスは終戦後、ウクライナに欧州の平和維持軍を配置し、これを東欧の米空軍が後方支援すべきだとの立場だ。

佐藤美穂
editor@kangnamtimes.com

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