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テスラ、中国市場で「完全自動運転」機能の提供準備が進む 市街地走行にも対応した新しい技術とは?

佐藤美穂 アクセス  

ブルームバーグが24日(現地時間)、イーロン・マスク氏率いる電気自動車(EV)大手のテスラが、中国で先進運転支援ソフトウェア「完全自動運転(FSD)」の提供準備を進めていると報じた。

ブルームバーグによると、テスラは中国の自社車両オーナー向けに、市街地での利用も可能なFSDを近く提供する予定だ。FSDは「完全自動運転」の略称で、自動駐車、車線変更、信号や一時停止標識の認識、高速道路および市街地での自動運転支援などの機能を備える。

テスラはFSDについて、信号や交差点での進入案内、交通信号の認識、旋回、車線変更、速度調整などを行うシステムとして、中国の顧客に説明する方針だ。

FSDは中国で6万4,000元(約131万9,904円)で提供される見込みだが、テスラはこの件に関するコメント要請に応じていない。

昨年4月、マスク氏は北京で李克強前首相と会談し、FSDの提供について協議した。その後、6月にはテスラが中国IT大手・百度(バイドゥ)と提携し、現地の地図サービスを活用することが明らかになった。さらに9月には、早ければ今年第1四半期に中国と欧州でFSDを発売する計画を発表し、投資家の関心を集めた。

中国ではEVメーカー各社が高度な運転支援機能を提供しており、最大手のBYDは「神の目(天神之眼)」と呼ばれる自動運転システムをほぼ全車種に無償提供する計画を発表した。

このシステムはカメラとレーダーセンサーを活用し、遠隔操作による駐車支援などの自動運転機能を備えている。従来は3万ドル(約447万6,591円)以上の高価格帯モデルに限定されていたが、今後は普及モデルにも搭載を拡大する方針と見られる。

テスラはFSDを自動運転技術として宣伝しているが、米国では依然として運転者の注意と操作が求められる運転支援機能として提供している。

佐藤美穂
editor@kangnamtimes.com

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