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「1年も経たずに10年の老化」を経験した宇宙飛行士、宇宙の過酷な環境が引き起こした衝撃的な変化

竹内智子 アクセス  

宇宙で何が起きた?…9ヶ月で「10年の老化」を経験したかのような宇宙飛行士

引用:AP通信
引用:AP通信

昨年6月、国際宇宙ステーション(ISS)への試験飛行に出発したものの、予期せぬ問題で9ヶ月間も足止めされていた宇宙飛行士2名が今月18日に地球に帰還した。

286日ぶりに帰還したブッチ・ウィルモア(62歳)とスニ・ウィリアムズ(59歳)はテキサス州ヒューストンのNASAジョンソン宇宙センターで医師の診察を受けている。

移送用の椅子に座る2人の姿は9ヶ月前とはまるで異なっていた。特にウィリアムズは1年も経たないうちに数年分の老化を経験したかのような外見だった。昨年6月に地球を離れる際、長くて濃い茶色だった髪が白髪に変わり、顔の輪郭が明らかに痩せ、シワも深く目立つようになっていた。

引用:AP通信
引用:AP通信

専門家は宇宙で予定より長く滞在せざるを得なかったことによるストレスがウィリアムズの髪を白くした可能性があると指摘している。一般的に、ストレスで生成されるコルチゾールやアドレナリンなどが黒髪を維持するためのメラニン生成幹細胞の枯渇を促すとされている。

イギリス・サウス・ウェールズ大学の人体生理学専門家、ダミアン・ベイリー教授は海外メディア「BBC」の取材に対し、「宇宙は人間が経験した中で最も過酷な環境だ」と述べ、「人間はまだ極限状況に対処できるほど進化していない」と説明した。

また、体重減少もほとんどの宇宙飛行士が経験する現象だ。BBCは「宇宙で健康的な体重を維持することは難しい」とし、「NASAは宇宙飛行士に栄養価の高い食事を提供するよう努めているが、それでも体には変化が現れる」と報じている。

例えば、過去に340日間国際宇宙ステーションに滞在したNASAのスコット・ケリー宇宙飛行士は体重の7%を失った。また、彼の腸内細菌叢も宇宙飛行前とは大きく異なることが分かった。

引用:AP通信
引用:AP通信

さらに、老化に関連するDNAの変化も確認された。コロラド州立大学の環境・放射線保健学教授、スーザン・ベイリーはBBCとのインタビューで、「宇宙飛行士10名を対象にした研究結果、宇宙滞在中にテロメアが伸び、帰還後に全員のテロメアが急激に短縮した」と語った。

DNAの末端にあるテロメアは染色体を保護する役割を持ち、一般的に加齢と共に短くなるため、老化の速度を測る指標として使われる。テロメアが短くなると、DNA損傷やアルツハイマー病、糖尿病、心臓病などのリスクが高まる。

ベイリー教授はこの現象が宇宙放射線の複合的な影響やストレスに関連している可能性が高いと見ているが、その正確な理由についてはまだ解明されていないという。

一方、ウィルモアとウィリアムズはアメリカのボーイング製宇宙カプセル「スターライナー」で試験飛行に出発したが、スターライナーに複数の欠陥が見つかり、国際宇宙ステーションでの長期滞在を余儀なくされた。NASAは宇宙飛行士の安全を考慮し、彼らを無人で帰還させ、予定より数ヶ月遅れて地球に戻ることになった。最近、国際宇宙ステーションの交代要員である「クルー10」のメンバーが到着し、ようやく2人は地球に帰還できた。

竹内智子
takeuchit@kangnamtimes.jp

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