メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

EU、アメリカの鉄鋼・自動車関税に対抗し3兆円規模の報復措置へ…アーモンドからヨットまで幅広い品目に最大25%の課税を発表

川田翔平 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

15日(現地時間)に欧州連合(EU)は、米国の関税に対抗し、米国産輸入品230億ドル(約3兆3,020億円)相当に報復関税を課すことを決定した。この決定は、米国が輸入鉄鋼とアルミニウム製品、自動車に25%の関税を課したことへの初の公式的な対抗措置であり、9日にドナルド・トランプ米大統領が相互関税の課税を90日間猶予すると発表する前に下された。

海外メディアは、EU執行委員会とEU加盟国、欧州の産業界が数週間の議論を経て、25%の関税が課される米国産輸入品目を決定したと報じた。EUの27か国中、ハンガリーのみが関税課税に反対した。EUは声明で「米国の関税は不当であり、双方だけでなく世界経済にも打撃を与える可能性がある」と述べた。

関税が課される輸入品は公表されていないが、欧州のニュース専門メディア「ユーロニュース」によると、アーモンドやオレンジジュース、家禽肉、大豆、鉄鋼・アルミニウム製品、たばこ、ヨットなどが含まれるという。50%の関税が検討されていたバーボンウイスキーは、フランスやイタリア、アイルランドなどEUの主な輸出国の反対により課税対象から外れたと伝えられている。トランプ大統領は、EUが米国産酒類に関税を課す場合、欧州産のワインやシャンパンなどの酒類に対する関税を200%に引き上げると警告した。

EU執行委員会は、対米関税の課税を15日と5月16日に分けて開始し、大豆は最後の12月1日から課税する予定とされており、米国との交渉時間も確保しようとする意図が見られる。EU執行委員会のオロフ・ギル報道官は、ソーシャルメディアX(旧Twitter)で、米国が公正な交渉に同意すれば、EUはいつでも関税を撤廃できると述べた。

米国のトランプ政権は、先月12日から輸入鉄鋼とアルミニウム製品に25%の関税を課しており、今月初めには欧州産を含む輸入自動車にも25%の関税を課し始めた。しかし、当初この日からほとんどの国に課税しようとしていた相互関税を90日間延期し、代わりに一律10%の関税のみを適用した。そして、中国産に対する関税は104%から125%に引き上げた。

この日トランプ大統領が延期した相互関税を含めると、EUの対米輸出全体の70%が米国の関税対象となる。EU執行委員会は現在、第2弾の対米報復関税の課税を検討中で、来週初めに公表される見込みだ。フランス、ドイツ、オーストリアの主導により、米巨大IT企業に対するデジタル税の課税可能性も提起されている。また、フランスとドイツは、経済的脅威を与える国との外交的解決が失敗した場合、サービス貿易を制限することも推進している。

トランプ政権の関税威嚇に対し、これまでEUの高官らは米国との交渉可能性を示唆してきた。欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は7日、EUが米国との交渉準備ができているとし、工業製品の相互ゼロ関税を提案した。同日、マロシュ・シェフチョビッチ通商担当委員は、EUは交渉を通じた解決を望んでおり、米国との交渉には時間と努力が必要だが、「近いうちに我々は交渉テーブルにつくだろう」と述べた。

しかし、ユーロニュースは米国とEU間の通商摩擦が単に関税だけの問題ではないと指摘した。米国側がEUの付加価値税(VAT)や食品安全、環境基準といった非関税障壁と、米IT企業を狙った各種規制の緩和を要求しており、両者の見解に大きな隔たりがあると伝えた。

川田翔平
CP-2023-0328@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • ブラジルで整形を30回も受けていた女性が突然死…傷だらけで発見された“怪しい最期”
  • 会いたい気持ちまで商売に…AIが遺族に決済を迫る時代
  • 「守れなくなったら不要?」病気になった瞬間に捨てられた犬の衝撃結末
  • 顔に“月経”を塗る衝撃映像、専門家は“急性感染の恐れ”に強い警鐘
  • 「子ども197人の運命は?」希少がん遺伝子が“精子提供”で14か国へ拡散!一部はすでにがんで死亡
  • 【また撃破】プーチン大統領の「報復」警告も...ウクライナ、ロシア港向けタンカーに3度目の攻撃!

こんな記事も読まれています

  • トヨタ中国EV戦略が結実、bZ3Xが外資EV販売1位に
  • クーラント交換時期を間違えると何が起きるのか、エンジンに忍び寄る危険
  • 関税逆風でも止まらない、トヨタ世界1000万台独走
  • 「前より走らない」と感じたら読むべき出力低下の全パターン
  • 英30歳、妻5人に子14人!“異次元ファミリー”の実態にネット大論争
  • 火星は“熱帯惑星”だった?激しい豪雨が降り注いだ証拠をNASA探査機が発見!
  • 「あなた、隣の女性のところへ行ってきて」夫レンタルが大人気に…その‟理由”とは?
  • 全国を回りホームレスに『ナイフと酒』を配るインフルエンサー…「生きていくためだ!」

こんな記事も読まれています

  • トヨタ中国EV戦略が結実、bZ3Xが外資EV販売1位に
  • クーラント交換時期を間違えると何が起きるのか、エンジンに忍び寄る危険
  • 関税逆風でも止まらない、トヨタ世界1000万台独走
  • 「前より走らない」と感じたら読むべき出力低下の全パターン
  • 英30歳、妻5人に子14人!“異次元ファミリー”の実態にネット大論争
  • 火星は“熱帯惑星”だった?激しい豪雨が降り注いだ証拠をNASA探査機が発見!
  • 「あなた、隣の女性のところへ行ってきて」夫レンタルが大人気に…その‟理由”とは?
  • 全国を回りホームレスに『ナイフと酒』を配るインフルエンサー…「生きていくためだ!」

おすすめニュース

  • 1
    恋人の18カ月の息子に嫉妬し殺害──犯人は“ミスコン優勝者”だった

    トレンド 

  • 2
    「誰にも気づかれずに殺される」...冷戦時代の暗殺者たちが実際に使用した、音なき“暗殺兵器”!

    フォトニュース 

  • 3
    SNSが生んだ“いかれた育児”…「いいね」欲しさに生きた息子を真空パック、掃除機で吸引し公憤拡大

    フォトニュース 

  • 4
    「地下鉄で血を付けられた!」身元不明の男が乗客の腕に血液付着...“感染症不安”で大パニック

    トレンド 

  • 5
    「もはや呼吸が命がけ」世界最悪レベルに達したインド首都圏“有毒ガス都市”の現実

    フォトニュース 

話題

  • 1
    「紙のお面で顔認証突破!」1人が複数人分の出勤記録?中国職員、“出勤代行”の衝撃手口

    トレンド 

  • 2
    「人生で勝ちたいか?ならば朝早く起きろ」心理学者が語る“起床の秘密”

    フォトニュース 

  • 3
    「691犠牲の能登と同規模、それでも死者ゼロ」青森沖地震で明暗を分けた‟決定的理由”

    トレンド 

  • 4
    「重いEVは道路を傷める」政府、重量に応じた追加課税を検討

    トレンド 

  • 5
    「映っていないと思って…」授賞式で共演者の背中をどついた?元アイドル女優が公開謝罪

    エンタメ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]