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トランプ外交に打撃?習近平・プーチン会談で明らかになった「歴史上最高水準」の中ロ関係

荒巻俊 アクセス  

引用:ニューシス

中国の習近平国家主席とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が8日、モスクワのクレムリンで首脳会談を行った。7か月ぶりで、ドナルド・トランプ第2期米政権の発足後初の中ロ首脳会談となった。習主席は「ロシアと共に国際的な一方主義と覇権的な圧力に立ち向かう」と述べ、米国を牽制した。中国とロシアを引き離そうと親ロシア的な姿勢を見せてきたトランプ大統領の思惑とは裏腹に、中ロの緊密な関係が強調され、トランプ大統領の外交戦略の失敗を指摘する声が高まりそうだ。

◇協力強化で米国に対抗姿勢

中国外交部とロシアの現地メディアによると、プーチン大統領は習主席を「親愛なる同志」と呼んで迎え、「中国の同志たちと共に我々は歴史の真実を堅持し、戦時中の出来事の記憶を守り、現代の新ナチズムと軍国主義の台頭に立ち向かう」と述べたという。新ナチ勢力の排除は、ロシアが主張するウクライナ特別軍事作戦の大義名分の一つだ。

習主席もプーチン大統領を「私の長年の同志」と呼び、「中ロ関係の持続的な発展と深化は両国民の世代を超えた友好を継承する上で当然であり、両国の成果と各自の発展促進は必然的な選択であることは歴史と現実が十分に証明している」と述べた。さらに「国際的な一方主義の逆流と横暴に直面し、中国とロシアは世界の大国や国連安全保障理事会の常任理事国として特別な責任を果たし、正しい第二次世界大戦の歴史観を共に広めるべきだ」とし、「国連の権威と地位を守り、中ロ両国及び広範な開発途上国の権益を確固として守り、平等で秩序ある世界の多極化、包摂的な経済のグローバル化を共に推進する」と強調した。

◇戦略的相互協力の強化を約束

この日、習主席とプーチン大統領は、新時代における包括的パートナーシップと戦略的相互協力をさらに強化する内容の共同声明を採択した。これに加え、投資促進と相互保護協定なども締結した。プーチン大統領は習主席との会談が非常に生産的だったとし、両国関係が「歴史上最高の水準に達した」と評価した。そして、両国が主要国際問題に共通または類似のアプローチを共有している点を繰り返し強調した。

習主席との首脳会談後、プーチン大統領は「ロシアと中国の関係は自給自足的だ」とし、両国が相互決済において自国通貨の比重を引き続き増やしていく予定だと述べたと、ロイターが報じた。習主席は中国とロシアが強固な友好関係を築くべきだとし、「両国が政治的相互信頼を深め、戦略的協力を強化すべきだ」と述べた。両国関係の発展・深化が時代の必然的な要請だと説明した。

また、ロシアと中国は「朝鮮半島問題は外交的手段のみで解決すべきであり、北朝鮮に対する制裁と強圧的な圧力は放棄すべきだ」という意見で一致した。さらに「ウクライナの平和のためのあらゆる努力を支持する」と表明した。

プーチン大統領は習主席に「中国の抗日戦争勝利80周年(9月3日)の記念行事への招待に感謝する」とし、「この時期に合わせて中国を再び公式訪問できることを嬉しく思う」と述べた。

両国代表団が参加した拡大会議で、プーチン大統領は「両国関係の原動力はエネルギーだ」とし、ロシアが対中国の石油輸出を主導し、最大のガスパイプラインを通じてガス供給国であると述べた。そして、ロシアと中国間の新たなエネルギー分野の計画が推進されると言及した。さらに「ロシアが世界最大の中国製自動車輸入国となった」とし、「ロシア国内での中国製自動車生産施設の設立と産業技術の移転を歓迎する」と述べた。

習主席はこの日の首脳会談に続き、9日にロシアの第二次世界大戦勝利80周年記念日の閲兵式に出席する。習主席とプーチン大統領の会談はトランプ第2期政権の発足後初めてとなる。米国との関税交渉の糸口は開かれたものの、連日中国を圧迫するトランプ大統領に対し、ロシアとの緊密な関係を誇示し、プーチン大統領への強固な支持を確認するという習主席の戦略的判断があるとの分析が出ている。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

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