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2025年05月12日月曜日
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中国、世界初の「救急ドローン」開発 移送距離35kmの訓練も成功

引用:CGTN

中国が世界初の「救急ドローン」を開発した。35km離れた場所への負傷者搬送訓練にも成功したという。

2日の「中国中央テレビ(CCTV)」の報道によると、中国は最近、完全知的財産権を有する世界初の救急ドローンを独自で開発したという。浙江省と上海にて、海上での負傷者緊急搬送や戦場での負傷者治療後の搬送などの実戦を想定した訓練を完了させた。

戦場を想定した訓練では、ドローンが重傷者1名を搭載し、35km離れた救急センターに安全に着陸した。

海上で漁師が負傷したという想定の訓練では、ドローンが船の甲板に着陸後、患者を特殊な救急カプセルに移し、搬送中に呼吸補助や心電図モニタリング、点滴などを実施した。

このドローンは、マイナス25度から46度までの極限環境や標高5,000mの高原でも安定して動作する。

中国にある国家救急医療研究センター救急総合病院の院長は「今回の試験飛行の成功は、救助現場と後方基地間の負傷者搬送および連携能力が大幅に向上したことを示している」と述べた。

今回の救急ドローンの開発と訓練は、救急医療システムの自動化とスマート化を加速させる契機となりそうだ。救急ドローンは今後、世界的に大きな注目を集めると予想される。

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