28.4 C
Tokyo
2025年05月21日水曜日
ホームニュース「楽勝だ」トイレの壁に嘲笑メッセージ残して10人が集団脱獄…米刑務所、1人逮捕に懸賞金約100万円

「楽勝だ」トイレの壁に嘲笑メッセージ残して10人が集団脱獄…米刑務所、1人逮捕に懸賞金約100万円

引用:オーリンズ郡刑務所
引用:オーリンズ郡刑務所

アメリカの刑務所で、受刑者10名が「Too Easy LoL(楽勝だ)」と嘲笑するような落書きを残して集団脱獄する事件が発生した。

17日(現地時間)AP通信などによると、オーリンズ・パリッシュ刑務所で10人の受刑者が脱獄したという。この刑務所には1,400人が収容されており、集団脱獄が発覚後、当局は懸賞金をかけて捜査に乗り出した。

受刑者らは前日の午前1時頃、鍵がかかっていたトイレ付きの監房の引き戸を無理やりこじ開けて中に入り、便器を取り外して、その壁の穴から脱出したとされている。

彼らはトイレの壁に「我々は無罪だ」、「楽勝」などのメッセージを残したという。

脱獄が発覚したのは、それから7時間後の午前8時30分、点呼の際だった。

当時の様子を映した防犯カメラの映像には、彼らが有刺鉄線に引っかからないよう毛布を体に巻き付け、フェンスを乗り越える姿が映し出されていた。中には近くの高速道路や線路を越えた先の住宅地に向かい、囚人服を着替えた者もいるとされている。

警察当局は脱獄した10人中3人を逮捕したが、残る7人は依然として追跡中だという。

18日(現地時間)FBI特別捜査官であるジョナサン・トラップ氏は、逃走中の7人に対する懸賞金を増額すると発表した。

また、捜査当局は「脱獄者らは19歳~42歳で、特別傷害、暴行、家庭内暴力、集団暴行、殺人に至るまで、幅広い罪で収監されていた者たちだ」と説明した。

FBIがX(旧ツイッター)の公式アカウントで明かした内容によると、最近の懸賞金の発表後、一般市民からの通報によって脱獄者のうち少なくとも1人が逮捕されたという。通報者に対する懸賞金は、逃走中の脱獄者1人につき、米・司法省のATFから5,000ドル(約72万円)、警察の犯罪関連通報窓口であるクライム・ストッパーズから追加で2,000ドル(約29万円)、FBIから5,000ドルが支給されるとのことだ。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください