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2025年06月08日日曜日
ホームニュースIT・テック元iPhone設計者アイブ氏がオープンAIと協業、スマホ超える「目立たない形状」の革新AIハードウェア発表

元iPhone設計者アイブ氏がオープンAIと協業、スマホ超える「目立たない形状」の革新AIハードウェア発表

オープンAIが、米アップルでiPhoneなどのデザイン責任者を務めたジョナサン・アイブ氏と共に、スマートフォンやノートパソコンとは異なる新形態のAIハードウェアを開発すると発表した。既存のデバイスと差別化された、目立たない形状になるという。

写真:記事の内容と関連したイメージ

オープンAIのサラ・フライヤーCFOは23日、「従来のスマートフォンを超えた全く新しい形のAIデバイスを発表する」と述べ、「音声・視覚・対話で設計された新しいプラットフォームとして確立する」と語った。新デバイスの具体的な形状には言及しなかったものの、「このデバイスでチャットGPTのユーザー基盤を拡大し、定期購読者も増やす」と明かした。

テック業界では、このデバイスがアップルの携帯音楽プレーヤー「iPod shuffle」のような小型デバイスになるとの見方が広がっている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、社内会議の録音を入手し、サム・オルトマンCEOが「ユーザーの日常生活を完全に認識できるが、目立たない形状になる」とし、「ポケットに入れたり、机の上に置いたりして使える」と語ったと報じた。アイブ氏は同会議で「このデバイスは新しいデザイン運動を引き起こす」とし、「人々が画面から解放されるのを助けるのが目標だ」と述べた。

オープンAIと並び、アップルも新たなAIデバイスの発売を検討している。ブルームバーグなどによると、アップルは来年末の発売を目指し、カメラ、マイク、スピーカーを搭載したスマートグラスを開発中だという。このスマートグラスには通話機能に加え、音楽再生、リアルタイム翻訳、ナビゲーション機能も搭載される見込みだ。アップルは年内にこのスマートグラスの試作品生産に着手する予定だ。

グーグルに続きアップルも参入することで、メタが先行するスマートグラス市場に激震が走りそうだ。市場調査会社のカウンターポイントリサーチによると、メタは眼鏡メーカー大手のエシロールルックスオティカ(レイバン)と共同開発した「レイバン・メタ(Ray-Ban Meta)」で、世界のスマートグラス市場の60%以上を占めているという。グーグルは20日、サムスン電子やジェントルモンスターなどと協力し、拡張現実(XR)技術を活用したスマートグラスを発表した。

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