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2025年06月15日日曜日
ホームニュース「パスワード教える」ビットコインパスワード奪取で2週間監禁…NYマンハッタン高級アパートで電気ショック・銃撃拷問

「パスワード教える」ビットコインパスワード奪取で2週間監禁…NYマンハッタン高級アパートで電気ショック・銃撃拷問

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引用:Getty Images

米国の30代男性がビットコインウォレットのパスワードを入手するため、ニューヨーク・マンハッタンの高級アパートで外国人男性を2週間以上監禁し拷問した事件が発生した。

25日(現地時間)AP通信によると、ニューヨーク・マンハッタン地検が拉致、暴行、不法監禁、銃器不法所持などの容疑で仮想通貨投資家のジョン・ウォルツ容疑者(37)を逮捕し拘留中だという。

ウォルツ容疑者は6日、イタリア国籍のA氏(28)を拉致し、マンハッタンの高級アパートに監禁した。そしてビットコインウォレットのパスワードを要求し、暴行と拷問を加えた容疑を受けている。

ウォルツ容疑者は共犯者らとともにA氏を縛り、薬物を投与した。また、銃で頭部を殴打したり、電気ショックの拷問を行ったりした。彼らはA氏所有のビットコインウォレットのパスワードを聞き出すため脅迫したとみられる。

さらに、A氏の家族の身の安全を脅かし、階段の手すりにぶら下げて殺害を試みたという。生命の危険を感じたA氏は、23日に脱出を図るため「パスワードを教える」と言い、「別室にあるノートパソコンにパスワードが保存されている」と告げた。

ウォルツ容疑者が油断してノートパソコンを取りに背を向けた隙に、A氏は脱出に成功した。アパートを出たA氏は近くの交通警察官に助けを求め、無事保護された。

検察は、現在病院で治療中のA氏の被害証言が負傷状態と一致していると述べた。ニューヨーク市の捜査当局がA氏が監禁されていたアパートを捜索した結果、麻薬、のこぎり、有刺鉄線、防弾チョッキ、暗視装置、弾薬などを押収した。A氏の頭に銃を突きつけたポラロイド写真も発見された。

現在、捜査当局はウォルツ容疑者の共犯者らの行方を追っている。ただし、ウォルツ一味とA氏が以前から面識があったかどうかは現時点で不明だとAPは伝えている。

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