暗号通貨リップル(XRP)の取引量が1日で41%急増し、再び上昇傾向に転じた。
ここ数日の変動から脱し、価格が回復傾向を示すなか、市場ではXRPがさらなる大きな動きを見せるのではないかという期待が高まっている。

26日(日本時間)、XRPの24時間取引量は一時21億3,000万ドル(約3,048億9,923万8,411円)に達し、前日比で41%増となった。
現在、XRPは2ドル(約286円)から2.65ドル(約379円)の範囲で推移しており、投資家の関心が再びXRPに向かっていることを示唆している。
23日には、XRPは最高2.48ドル(約355円)から最低2.28ドル(約326円)まで下落した後、反発に成功した。
週末は終始上昇基調を維持し、26日午後10時時点では2.34ドル(約335円)を記録、この流れを保っている。
市場では、買い圧力が続けば、XRPが再び2.48ドルと2.65ドルの主要な抵抗線に挑戦する可能性があるとみている。
その後、3ドル(約429円)突破への試みが予想されるといい。一方、支持線は50日移動平均線の2.22ドル(約317円)、200日移動平均線の2.26ドル(約323円)に形成されている。
「U.Today」などの報道によると、リップルのエコシステムにも好材料が続いている。
最近、リップルエックス(RippleX)は、ツイッターを通じて、ドバイ土地局(Dubai Land Department)が進める不動産トークン化プロジェクトにおいて、XRPレジャー(XRP Ledger, 以下XRPL)が採用されることを明らかにした。
このプロジェクトはCtrl Altとの協業によって始動し、ドバイ仮想資産規制庁(VARA)やドバイ未来財団(Dubai Future Foundation)、プライプコ(Prypco)など、現地の主要機関が参加している。これは中東不動産市場におけるデジタル資産への移行を加速させる画期的な事例として評価されている。
また、最近ブラザグループ(Braza Group)はXRPレジャーを基盤とする新しいステーブルコイン「USDB」を発表し、シューマンファイナンシャル(Schuman Financial)は、欧州連和解のMiCA規制に準拠する初のユーロ建てステーブルコイン「EURØP」をXRPLで発行したと発表した。
これらのXRPLを中心としたプロジェクトの拡大は、XRPエコシステムの実用性と信頼性を高めることに貢献している。
このように技術的な反発とエコシステムの拡大が同時に進行し、XRPは短期的な価格回復を超えて、中長期的な上昇への期待を高めている。