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2025年05月31日土曜日
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【最後通告】トランプがプーチンに「2週間以内に行動せよ」…ウクライナ和平交渉で事実上の期限設定、大規模空爆に「本当に失望」

引用:Depositphotos
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ドナルド・トランプ米大統領が、ウクライナ戦争の和平交渉をめぐってロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対し、「2週間以内に行動せよ」と事実上の最後通告を突きつけた。

トランプ氏は28日(現地時間)、ホワイトハウスでの記者会見で「プーチンが我々を欺いているかどうかを見極めるには1週間半から2週間かかるだろう」と述べたうえで、「相手側に交渉の意思があるようには見えるが、署名された文書が出るまでは何も保証できない」と語った。

ロシアの攻撃激化に「本当に失望」

トランプ氏はここ数日におけるロシアのウクライナに対する大規模な空爆についても言及。「交渉が進んでいたと思われる矢先に人々が命を落とした。本当に、本当に失望した」と述べ、深い不満を示した。

特にロシアが23日から25日にかけて行った、ウクライナ全土30か所以上への過去最大規模のドローン攻撃に対しては強く反応。「プーチンは狂っている」「火遊びをしている」といった言葉で痛烈に批判した。

制裁の可能性は示唆しつつ、交渉の余地も強調

追加制裁の可能性については依然として警告を続けているが、交渉の可能性を完全には否定しない姿勢を見せた。ロシアに新たな制裁を科していない理由について問われると、「いまは交渉を台無しにすべきタイミングではない」とし、「私は皆が言うよりもはるかに強硬派だが、いつ強く出るべきかを見極めることも重要だ」と語った。

さらに、「これは私の戦争ではない。バイデンの戦争であり、ゼレンスキーとプーチンの戦争であって、トランプの戦争ではない」と一線を画した。

ネタニヤフ首相への発言も認める

一方で、中東歴訪を控えるなかで、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相がイランの核施設への攻撃を示唆したことに対し、「米国とイランの交渉を妨害するな」と警告したとの報道については、「正直に言えば、その通りだ」と認めた。

「警告というよりは、私はそれ(イスラエルによるイラン攻撃)が適切ではないと伝えた。もしイランとの強力な合意文書と査察体制で核問題を解決できるのであれば、今の時点で軍事行動に出るのは適切ではない」と語り、「我々は解決に極めて近づいている」と付け加えた。

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