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2025年05月30日金曜日
ホームニューストランプ「2週間で答える」プーチンへ最後通告!ロシア「6月2日再協議」提案もウクライナ沈黙

トランプ「2週間で答える」プーチンへ最後通告!ロシア「6月2日再協議」提案もウクライナ沈黙

引用:Depositphotos
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ウクライナ戦争の終結をめぐる協議に、再び動きが出てきた。ドナルド・トランプ米大統領がロシアに対して2週間以内の行動を要求したのを受け、ロシア側が交渉に前向きな姿勢を見せたためである。

トランプ「今は言えない、2週間後に答える」

28日、トランプはホワイトハウスの執務室で行われたジーニン・ピロ連邦検事代行の就任式に出席。会場で「今もプーチンが終戦を望んでいると信じるか」と問われると、こう答えた。

「今の時点では答えられない。ただ、2週間もすればはっきりするだろう。彼が我々を欺いているなら、こちらも別の手で動くことになる」

この発言は、プーチンの姿勢を見極めたうえで、場合によっては追加制裁も視野に入れていると解釈されている。

交渉中にも犠牲が発生、「非常に失望した」

トランプはまた、ここ数日のロシアによる空爆についても言及。「交渉が進む中で人が殺されるのは、本当に失望だ」と述べたうえで、「都市に向けてロケットが飛ぶなんて、あってはならない。我々はそういうことは絶対に認めない」と続けた。

和平協議のあり方について問われると、トランプは「必要があるなら、我々がやる。今はそのフェーズにあると思っている」と自ら交渉に加わる意志も示した。

一方で、ロシアに対して制裁を行わなかった理由については、「合意に近づいていると感じたなら、それを制裁で台無しにしたくない」と語っている。

ロシア「6月2日に再協議を」 ウクライナの返答はまだ

こうした発言を受け、ロシア側もすぐに動きを見せた。同日、ラブロフ外相は声明を通じて、6月2日に第2回の直接協議を開催する用意があると発表。ロシア代表団はウクライナ側に覚書を提示し、説明を行う準備ができているとしている。

ロシア側の代表は、クレムリンのメディンスキー補佐官が率いる見通しだ。

一方、ゼレンスキー大統領はトランプとプーチンを交えた3者会談を提案したが、ロシアからの協議提案に対するウクライナ側の公式な反応はまだ出ていない。

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