メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

NATO首脳会議を前にドイツがウクライナ支援を強化、大型兵器の共同開発と多額の資金援助を決定

荒巻俊 アクセス  

約8,100億円規模の武器生産資金支援

引用:YouTube@RussiaSchool
引用:YouTube@RussiaSchool

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が28日(現地時間)ドイツを訪問し、ドイツはウクライナの長距離ミサイル生産支援を含む軍事協力を約束した。

この日、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相はベルリンでゼレンスキー大統領と会談後の共同記者会見で、「我々は(ウクライナが)長距離兵器を使用できるようにしたい」と述べ、「共同生産も可能にしたい」と語った。ドイツの「デペア通信(dpa)」が報じた。メルツ首相はこの動きを両国の「軍産協力の新たな形の始まり」と評価した。ゼレンスキー大統領の今回のドイツ訪問は2022年の戦争開始以来3回目で、6日にメルツ首相が就任して以来初めてのベルリン訪問となった。

ドイツはウクライナが独自開発した長距離ミサイル「ネプチューン」などの巡航ミサイルとロケットの機能を大幅に強化できるよう、技術と資金を支援する計画だ。支援対象には防空システム、武器、弾薬、作戦・指揮能力、医療支援などが含まれる。両国の国防省はこの日、ウクライナの長距離兵器生産資金を調達する協定書を締結し、ドイツ国防省は約50億ユーロ(約8,169億9,103万円)を支援する予定だと発表した。国防省は「ドイツはウクライナの(武器)生産により直接的に投資する計画を実行している」とし、「今年中にかなりの数の長距離兵器を生産できるだろう」との見通しを示した。

しかし、両国の首脳はドイツが長距離巡航ミサイル「タウルス」をウクライナに提供するかどうかについては言及を避けた。メルツ首相は総選挙期間中、ドイツがタウルスを支援すべきだと主張していた。だが、選挙で勝利し連立政権を構成した後は関連発言を控えている。ロシアへの戦略的曖昧性を保つため、ドイツは武器支援の詳細を明らかにしない方針をとっている。

先に26日、メルツ首相がイギリス、フランス、ドイツ、アメリカがウクライナに提供する武器には「いかなる射程制限もない」と公式に表明した後、ドイツが射程500km以上の「タウルス」ミサイルをウクライナに支援するのではないかとの観測が浮上した。この発言の意味を巡って論争が激化すると、メルツ首相は翌日「(ウクライナに)配備された武器の射程制限解除はすでに数ヶ月、数年前に重要な役割を果たした」と述べ、この問題は数ヶ月前に決定された事案に過ぎないとの立場を明らかにした。しかし、アメリカのCNNはメルツ首相が連立政権のパートナーである社会民主党(SPD)とタウルス提供問題を巡って、かなりの意見の相違があると指摘した。前任のオラフ・ショルツ首相が率いた社会民主党は、ドイツのタウルスが戦争拡大を引き起こす要因になると見て、ウクライナ支援を拒否してきた。

ゼレンスキー大統領もこの日、タウルスミサイルに言及せず「我々は十分な長距離(発射)能力が必要だ。これは我々が軍事財政とウクライナの回復力に確信を持たなければならない理由だ」と述べ、「ドイツはこのすべての面で我々を支援できる」と語った。彼はドイツとの協力の下、来年6月頃には新しい武器を準備できることを期待していると付け加えた。

ロシアはドイツとウクライナの協定に反発した。クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官はドイツに対し「無責任だ」とし、「ドイツは平和的プロセスを支援する努力の代わりに火に油を注いでいる」と批判した。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 中露北の首脳、3日・戦勝節パレードで「史上初の同席」へ…日米韓に挑む“新冷戦”の行方
  • たった1日で評価額60億ドル超え!トランプ一族、暗号資産上場で“帝国不動産”をも凌駕
  • 「FRBは失敗の温床」ベッセント財務長官、独立性を認めつつも“介入は避けられない”と断言
  • 「核協力まで踏み込むのか」プーチン、SCOでインド・トルコ・イラン首脳と“怒涛の14時間会談”
  • 金がついに暴騰!1オンス3,500ドル突破…FRB利下げ観測とトランプ政権の混乱で“安全資産”に殺到
  • 「国家の力で犯罪が消滅」トランプ氏、ワシントンD.C.を“安全の聖地”に…犯罪多発地域への追加対応を宣言

こんな記事も読まれています

  • 【新型BMW M5】プラグインHV搭載の衝撃!「動くファーストクラス」が3.5秒で夢を現実にする
  • 【軽キャンパー】ホンダ「N-VANコンポ」誕生!かわいすぎる“動く家”が国内RV市場を席巻
  • 【フライングカー】アレフ「モデルA」ついに空港試験!セダン型ボディで空を翔ける新時代
  • 【トヨタRV】「レガードネオプラス」衝撃デビュー!小型ボディに9人乗車&6人就寝のフル装備を実現
  • 中露北の首脳、3日・戦勝節パレードで「史上初の同席」へ…日米韓に挑む“新冷戦”の行方
  • たった1日で評価額60億ドル超え!トランプ一族、暗号資産上場で“帝国不動産”をも凌駕
  • 「FRBは失敗の温床」ベッセント財務長官、独立性を認めつつも“介入は避けられない”と断言
  • 「核協力まで踏み込むのか」プーチン、SCOでインド・トルコ・イラン首脳と“怒涛の14時間会談”

こんな記事も読まれています

  • 【新型BMW M5】プラグインHV搭載の衝撃!「動くファーストクラス」が3.5秒で夢を現実にする
  • 【軽キャンパー】ホンダ「N-VANコンポ」誕生!かわいすぎる“動く家”が国内RV市場を席巻
  • 【フライングカー】アレフ「モデルA」ついに空港試験!セダン型ボディで空を翔ける新時代
  • 【トヨタRV】「レガードネオプラス」衝撃デビュー!小型ボディに9人乗車&6人就寝のフル装備を実現
  • 中露北の首脳、3日・戦勝節パレードで「史上初の同席」へ…日米韓に挑む“新冷戦”の行方
  • たった1日で評価額60億ドル超え!トランプ一族、暗号資産上場で“帝国不動産”をも凌駕
  • 「FRBは失敗の温床」ベッセント財務長官、独立性を認めつつも“介入は避けられない”と断言
  • 「核協力まで踏み込むのか」プーチン、SCOでインド・トルコ・イラン首脳と“怒涛の14時間会談”

おすすめニュース

  • 1
    スマホ中毒に“喝”!小都市が教訓を示す 夜10時以降は使用自粛、1日2時間以内を推奨する条例制定へ

    トレンド 

  • 2
    香港ディズニーランドで「人気アトラクション」に乗った50代男性が突然死…その理由とは?

    トレンド 

  • 3
    スターシェフ娘チェ・ヨンス、12歳年上ディックパンクスのキム・テヒョンと結婚発表 家族反対乗り越え“5年愛”ゴールイン

    エンタメ 

  • 4
    RIIZE「Get A Guitar」、日本レコ協ストリーミング部門ゴールド認定!K-POPボーイズ初の快挙

    エンタメ 

  • 5
    イ・ミンジョン&IVEチャン・ウォニョン、プライベート食事会で息子ジュヌ君の「ママが一番きれい」発言に大感動

    エンタメ 

話題

  • 1
    彼氏も先生も間違えた!? 瓜二つ双子姉妹が語る「勘違いエピソード」と結婚後の悩みまで告白

    エンタメ 

  • 2
    【爆笑】ソ・ドンジュ、夫の一言にブチギレ…“国語辞典”持ち出し「もちろん私が正しい」と言い切った職業病エピソード

    エンタメ 

  • 3
    全米オープンで勝利選手が子どもに帽子プレゼント→隣席CEOが横取り!「遅かったお前が悪い」と逆ギレ発言で炎上

    エンタメ 

  • 4
    クロエ・モレッツ、“同性パートナー”と6年の愛を実らせ結婚!婚約指輪2つ&特注ウェディングで愛を誓う

    エンタメ 

  • 5
    水谷豊の娘・趣里、9歳年下の三山凌輝と結婚発表!「スキャンダル婿」に父が突きつけた「最終通告」とは

    エンタメ