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2025年06月01日日曜日
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【ロシア激怒】”親露”セルビアがウクライナにこっそり弾薬輸出

引用:Depositphotos

ロシアはバルカン半島で最も親露的な国家であるセルビアと、ウクライナへの武器輸出問題で対立している。29日(現地時間)、AP通信によると、ロシア対外情報庁(SVR)はこの日、声明を発表し、「セルビアの軍需企業は表向き中立を装っているが、依然としてウクライナに弾薬を供給し続けている」と主張したという。

セルビアの武器がチェコやポーランドなどNATO加盟国を経由してウクライナに輸出され、最近ではアフリカを中継地点としているという具体的な情報も明らかにした。SVRはロシアとセルビアが同じスラブ民族であることを強調し、「セルビアの軍需企業は、誰が味方で誰が親友なのかを忘れているようだ」と非難した。

ただし、AP通信は、2023年から知られていたセルビア軍需企業の武器輸出をロシアの情報機関SVRが今になって問題視した理由は不明だと付け加えた。旧ユーゴスラビア時代から文化的・感情的に密接な関係にあったロシアとセルビアは、公式には軍事協力を除いた「戦略的パートナー」関係にある。

ロシアはバルカン半島でのNATOの影響力拡大を阻止するためにセルビアに注力し、セルビアはEU加盟を目指しながらもロシアとの友好関係を維持している。セルビアは天然ガスなどのエネルギーを大部分ロシアに依存している。特にセルビアは2022年のウクライナ侵攻後も国際社会のロシア制裁に加わらず、EUのロシア非難声明にも支持を表明しなかった。

民族主義的な傾向のセルビアのアレクサンダル・ヴチッチ大統領は9日、モスクワで開催された第2次世界大戦の「戦勝記念日」を記念する式典に出席し、EU関係者から「不適切」との反応を招いた。ヴチッチ大統領は国営放送とのインタビューで、ウクライナへの弾薬輸出問題について最近、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と協議したことを明らかにした。そして、この問題を協議するため両国が実務グループを設置することで和解したと述べた。

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