仮想通貨リップル(XRP)の価格が2.22ドル(約319円)の支持線を下回り、再び下落傾向に転じた。
現在は一部の損失を回復する動きを見せているが、短期的に2.20ドル(約317円)の抵抗線を突破できない場合、さらなる下落の可能性も否定できない状況である。

クラーケン(仮想通貨取引所)のデータに基づくXRP/ドルチャートを分析すると、テクニカル面では2.21ドル(約318円)付近に下降トレンドラインが形成されており、短期的な反発局面における主要な抵抗線として機能しているという。
短期的な上昇のための第一の抵抗線は、2.20ドル付近である。この水準を明確に突破すれば、2.25ドル(約324円)までの反発が可能で、その後2.28ドル(約328円)、2.30ドル(約331円)、最大で2.32ドル(約334円)水準まで上昇する可能性がある。
ただし、この過程においては2.40ドル(約346円)は強力な抵抗線として作用する可能性が高いと指摘されている。
一方、2.20ドルの突破に失敗した場合には、再び下落傾向が続く恐れがある。下方での初期支持線は2.12ドル(約305円)で、次の主要支持線は2.08ドル(約299円)水準である。2.08ドルの支持線が崩壊すれば、さらなる下落により2.05ドル(約295円)または2ドル(約288円)まで押し戻される可能性も排除できない状況だ。
テクニカル指標も下落傾向を示唆している。時間単位のMACDは現在弱気局面で、下落モメンタムを強めており、相対力指数(RSI)は50を下回る水準で推移していると分析された。
XRP価格は、2日(日本時間)4時時点で前日比0.14%上昇し、2.16ドル(約311円)を記録した。
「ニュースBTC」などによると、現在XRPは中長期的な反発の鍵として2.20ドルの抵抗線突破の可否に市場の注目が集まっている。持続的な取引量の増加やテクニカル指標の好転が伴わなければ、短期的な下方圧力は当面継続すると見られる。