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2025年06月11日水曜日
ホームニュースソ連時代の海軍力を取り戻せるか?プーチンが承認した"2050年ロシア海軍戦略"、核潜水艦14隻保有も中国艦船数拡大に焦燥感

ソ連時代の海軍力を取り戻せるか?プーチンが承認した”2050年ロシア海軍戦略”、核潜水艦14隻保有も中国艦船数拡大に焦燥感

引用:Depositphotos

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が世界最高の海洋強国としてロシアの地位を完全に回復するための新たな海軍戦略に承認したと、ロシア連邦安全保障会議のニコライ・パトルシェフ書記が9日(現地時間)公開のインタビューで明らかにした。

ロイターによると、ソ連時代にロシア北部サンクトペテルブルクでプーチン大統領と共に勤務した元KGB将校のパトルシェフ書記は、ロシア週刊誌「アルグメンティ・イ・ファクティ(論証と事実)」とのインタビューで、「2050年までのロシア海軍発展戦略」と題する新たな海軍戦略が5月末にプーチン大統領の承認を得たと語った。

パトルシェフ書記は「世界最大の海洋強国の一つとしてのロシアの地位が徐々に回復している」とし、「海洋情勢の変化、脅威の進化、そしてロシア海軍が直面する課題を明確にせずに、長期的視野なしでこれらの取り組みを進めることは不可能だ」と付け加えた。

大半の公式ランキングによれば、ロシア海軍は中国と米国に次ぐ世界3位の海軍力を有するが、ウクライナ戦争で甚大な損失を被った。パトルシェフ書記は戦略の詳細には触れなかったが、ロシアはこれまで国内総生産(GDP)に対する国防・安全保障支出を冷戦時代の水準にまで拡大してきた。

米国防総省の2021年の報告書によると、中国は世界最大規模の艦船を保有しており、2030年までに中国の全軍艦数は460隻に増加すると予測されている。公開情報によると、ロシアは核推進の弾道ミサイル潜水艦14隻を含む潜水艦79隻と軍艦222隻を保有している。主力艦隊はバレンツ海のセヴェロモルスクに司令部を置く北方艦隊だ。

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