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2025年06月15日日曜日
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中国「我々は言ったことを必ず守る、米国はどうか」と皮肉…和解合意後も相互不信続く、レアアース供給の裏にある駆け引き

引用:中国外交省
引用:中国外交省

最近行われた米中ロンドン高官級貿易協議に関連して、中国当局が米国側に和解の遵守を促したと、12日に中国の国営新華社通信が報じた。

中国外交省のリンジエン報道官はこの日の定例記者会見で「中国は常に『言ったことは必ず実行し、実行すれば必ず完遂する』という原則を堅持している」と述べ、「和解が成立した以上、両国はこれを遵守すべきだ」と強調した。

さらに「米国が中国と共に和解を履行し、対話を通じて誤解を解消し、協力を強化することを望む」と付け加えた。

リン報道官は、レアアース供給や55%の相互関税など和解に関連する具体的な内容を問われると、「両国は5日の首脳電話会談で導き出された重要な和解を実行し、ジュネーブ会談の成果を固める措置の枠組みに関する原則的な合意に達した」と原則論を述べるにとどまった。

またリン報道官は、ドナルド・トランプ米大統領が両国間の会談結果をソーシャルメディアで先に公開したことについての中国側の立場を問う記者の質問に、「中国も前日すでに立場を表明していた」と答えた。

中国の「経済実力者」であり、ロンドン会談に参加した国務院の

ホー・リーフォン副総理は前日、「中国は双方が約束を守る信頼の精神と和解を徹底的に履行する努力を通じて、困難の末に得られた対話の成果を共同で維持すべきだと改めて強調した」と明らかにした。

これに先立ち、トランプ大統領は11日(現地時間)、トゥルースソーシャルへの投稿で「中国との和解は完了し、習近平国家主席と私の最終承認を得る必要がある」とし、「永久磁石と必要なすべてのレアアースは中国によって前払い形式で供給される」と述べた。さらに「我々は米国の大学に通う中国人学生に関連する事項を含む和解の内容を中国に提供する」と説明した。

その上でトランプ大統領は、米国の大学に通う中国人留学生について「私は常に問題ないと考えていた」と付け加えた。

しかし、トランプ大統領は、中国が米国に対して提起した要求の核心とされる米国の対中半導体輸出規制強化措置の緩和に関して、どのような和解が導き出されたのかについては言及しなかった。

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