
米国務省は、北朝鮮がロシアのウクライナ戦争支援のため、工兵部隊と軍事建設要員合計6,000人を追加派遣することに深い懸念を表明した。
18日の聯合ニュースによると、国務省報道官は「ロシアがウクライナに対する軍事作戦支援に北朝鮮の労働者と軍人を継続して使用していることを深く懸念している」と述べた。さらに「同様に、北朝鮮政権も労働力と軍人を提供する見返りに、政権存続に不可欠な資金を得るためロシアに依存している」と指摘した。
報道官は続けて「北朝鮮の労働者は、北朝鮮の違法な大量破壊兵器(WMD)および弾道ミサイル計画を財政的に支援している。また、ロシアを含む海外で働く彼らは、国連安全保障理事会の対北朝鮮決議2397号に違反して収益を上げている」と強調した。
これに先立ち、ロシア国家安全保障会議のセルゲイ・ショイグ書記は同日、平壌(ピョンヤン)で金正恩朝鮮労働党総書記と会談した後、ロシアメディアの記者団に対し、北朝鮮がロシア領内の地雷除去とウクライナの攻撃で破壊されたインフラ再建のため、追加部隊の派兵を決定したと明らかにした。