
GoogleがAIデータラベリングのスタートアップである「Scale AI」とのパートナーシップを終了する可能性が浮上した。
今月14日(現地時間)、海外メディア「ロイター」の報道によると、Googleは当初、今年Scale AIに約2億ドル(約290億5,197万円)を支払う計画だったが最近、競合他社との協議を開始し、Scale AIとの契約関係について再検討に入ったという。
マイクロソフトも協力関係の縮小を検討しており、Opne AIも数カ月前に同様の決定を下したと伝えられている。
ただし、Opne AIの最高財務責任者(CFO)は「Scale AIは依然として複数の協力企業の一つであり、協業は継続している」と述べた。

Scale AIは自動運転車メーカーやアメリカ政府を含む多様な顧客を抱えているが、最大の顧客層はデータ注釈専門人材を必要とする生成AI企業だとされる。
これらの企業は高度なAIモデルの訓練に、正確で精緻なラベリングデータを要求している。
今回のGoogleによる契約関係を再検討する動きは、Scale AIのガバナンス変更に対する懸念が背景にあるとみられる。
MetaはScale AIの株式49%を取得するために総額143億ドル(約2兆728億9,225万円)を投資し、これによりScale AIの共同創業者兼CEOのアレキサンダー・ワン氏がMetaの「超知能」開発プロジェクトを主導することとなった。