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【戦争拡大!?】対話路線から軍事介入へ──トランプの“急旋回”にイランは中東全面報復の構え

有馬侑之介 アクセス  

ドナルド・トランプ大統領がイランへの軍事介入を選択肢として検討する中、イランもこれに備え、中東地域にある米軍基地への報復準備を進めているという。米軍が関与すれば、戦争拡大は避けられないとの見方が広がっている。

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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17日(現地時間)、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、米情報当局の報告書を確認した関係者の話として、イランの報復態勢について報じ、米政府内では「戦争拡大」への懸念が強まっていると伝えた。

米政府関係者によると、仮に米国がイスラエルの軍事作戦に参加し、大型バンカーバスター(地下施設破壊爆弾)でイランの主要核施設であるフォルドウを空爆した場合、イランの代理勢力であるイエメンのフーシ派が紅海での船舶攻撃を再開する可能性が極めて高いという。また、イラクやシリアの親イラン武装勢力が中東各地の米軍基地を攻撃する可能性も高いとされる。一部の関係者は、イランがアメリカの艦艇をペルシャ湾に足止めさせるため、ホルムズ海峡に機雷を敷設する作戦に出る可能性にも言及している。

NYTによれば、イラン側関係者も、アメリカが戦争に参加した場合、まずイラク内の米軍基地を皮切りに、中東全域の米軍基地を攻撃対象とする意向を示したという。さらに、アラブ諸国にあるすべての米軍施設が標的になり得ると警告している。

一方、米軍は空中給油機約30機を欧州方面へ移動させ、空母打撃群も中東周辺に展開するなど、戦力を集中させている。当初はトランプ大統領もイランとの交渉に重きを置いていたが、次第に軍事的手段に傾きつつあるという。

米国が取り得る軍事行動としては、イスラエルの特殊部隊による地上侵入を空中支援する案や、B-2ステルス爆撃機に搭載した大型バンカーバスターで、イランの地下深くにある核施設を破壊する作戦が検討されている。

現在、アラブ首長国連邦(UAE)、ヨルダン、サウジアラビアなどの米軍基地では最高レベルの警戒態勢が敷かれている。アメリカは中東地域に4万人以上の兵力を配備しており、イラン側もバーレーン、カタール、UAEを射程圏に収めたミサイル基地を保有していることから、米軍基地を攻撃する準備はすでに整っていると専門家は見ている。

有馬侑之介
editor@kangnamtimes.com

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