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2025年06月19日木曜日
ホームニュース【株式情報】原油高騰から一転 ブレント下落、米株は反発…カギ握るのは“FRB”と“トランプ”

【株式情報】原油高騰から一転 ブレント下落、米株は反発…カギ握るのは“FRB”と“トランプ”

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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イスラエルとイランの武力衝突が6日目に入った18日(現地時間)、米国の介入可能性で不確実性が一段と高まる中、前日に下落した米国株式先物はこの日、小幅ながら反発した。一方、前日に大幅上昇した原油価格は下落に転じた。

連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策発表を控えたこの日、東部時間午前6時50分頃、S&P500先物は0.3%高、ナスダック先物は0.38%高で推移した。ダウ工業株30種平均は0.2%上昇している。

イスラエルによるイラン空爆の報道後、約10%急騰した指標となるブレント原油は、この日1%超下落し1バレル=75.6ドル(約1万975円)となった。米国産WTI原油も1%下落し、74ドル(約1万742円)前半で取引されている。

米10年国債利回りは前日から2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、4.41%となった。前日の米市場で1カ月ぶりの大幅上昇を記録したドル指数は、欧州ICE取引所で0.1%下落している。

これに先立ちアジア市場では、東京株式市場の日経平均株価が0.9%上昇し、韓国の総合株価指数(KOSPI)も0.7%高となった。中国本土市場では、上海総合指数が0.04%上昇する一方、香港のハンセン指数は1.1%下落した。MSCIアジア指数および新興市場指数は、いずれも小幅に下落している。

欧州市場のストックス欧州600指数は、ロンドン時間午前10時現在0.1%下落している。

トランプ大統領は前日、国家安全保障チームと1時間以上にわたり会談し、米国がイラン攻撃に加担する可能性があるとの新たな憶測を呼んだ。トランプ大統領自身のSNSで、「イランの最高指導者ハメネイ師は容易な標的だ」と投稿し、降伏を要求する姿勢を示した。

この日午後にFRBが政策決定を発表する予定で、金利据え置きが確実視されている。市場は年内に2回の0.25%利下げを織り込んでおり、最初の利下げは10月と予想している。FRBは今回、改定された経済・金利見通しを通じて、今後の利下げに向けた意図を示唆する可能性があるとみられている。

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