
北朝鮮がイスラエルによるイラン空爆を非難した。
18日(現地時間)、CNNによれば、朝鮮中央通信はイスラエルの行動を「イランの主権に対する不法な侵害であり、人類に対する犯罪」と批判した。さらに、今回の攻撃が中東地域で新たな全面戦争を引き起こす危険性があると警告した。
北朝鮮外務省は「現在、全世界が目の当たりにしている深刻な状況は、米国や西側諸国の支援を受けるイスラエルが中東の平和を脅かし、国際的な安全保障を損なう主因であることは明白だ」と非難した。
イスラエルは、今回の空爆はイランによる核兵器開発を阻止するための措置だったと主張している。イランと米国は外交的解決を目指し過去2か月にわたり核協議を重ねたが、顕著な進展はなく、イスラエルは第6回協議を前にイランを攻撃した。
イランは長年にわたり、自国の核開発は平和目的であると主張してきた。しかし、同国は核兵器非保有国の中で唯一、ウランを60%まで濃縮しており、これは兵器級(90%)に近い技術水準に相当する。米国の情報機関は、イランが現在核兵器を実際に開発している証拠は確認されていないと明らかにしている。
これに対し、イスラエルは中東で唯一の核保有国と見なされているが、これまで公式に認めていない。