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2025年06月20日金曜日
ホームニューストランプ氏の出席に「怒りと苦痛」...カナダ先住民指導者、トランプ氏出席で参加辞退も検討

トランプ氏の出席に「怒りと苦痛」…カナダ先住民指導者、トランプ氏出席で参加辞退も検討

引用:ニュシース

カナダで開催されたG7首脳会議の歓迎行事に参加したカナダの先住民指導者が、ドナルド・トランプ米大統領の出席を理由に、行事への参加を見送ることも考えていたと明かした。

17日(現地時間)のAP通信によると、カナダのチュート・イナ族の族長スティーブン・クロウチャイルド氏は、15日の歓迎行事を前にトランプ大統領の出席を理由に不参加を検討していたと述べた。

クロウチャイルド氏は「非常に衝撃的な体験だった。世界の指導者に会うとは思っていなかったし、多くの苦痛をもたらした人物に会うとは予想していなかった。トランプ大統領の出席を受け、参加を見合わせることも考えた。当時は強い怒りを抱き、自分の部族に悪影響を及ぼしたくなかったため、帰ることも考えた」と語った。

さらに「当時、自分以外に先住民の代表はいなかったため、周囲と相談のうえ、外交的な意義を優先して参加を決めた」と説明した。

AP通信が公開した写真には、クロウチャイルド氏とトランプ大統領が握手し、会話を交わす様子が写っている。会話の具体的な内容は明らかにされていない。

クロウチャイルド氏は歓迎行事で各国首脳に「優れた指導者になってほしい」と呼びかけ、未来の世代のために平和を守り、水を大切にすべきだと訴えた。

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