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2025年06月20日金曜日
ホームニュース【米イラン接近か】“核協議再開”に前向きなイラン外相、だが最高指導者は「一切妥協せず」と警告

【米イラン接近か】“核協議再開”に前向きなイラン外相、だが最高指導者は「一切妥協せず」と警告

引用:NDTV
引用:NDTV

イラン外務省が、米国との核開発交渉を再開する用意があると明らかにした。

18日(現地時間)、『ニューヨーク・タイムズ(NYT)』の報道によれば、イランのアッバース・アラーグチー外務大臣はドナルド・トランプ米大統領と直接会談し、核開発および停戦について協議する意向を示したという。これは、トランプ大統領がスティーブ・ウィトコフ中東特使やJ・D・ヴァンス副大統領をイランに派遣し、対話を開始したいと表明したことに対する応答とみられている。

ただし、このような外務省の姿勢は、イランの最高指導者アリー・ハーメネイー師の立場とは真っ向から対立している。ハメネイ師は同日、ビデオ演説で「イランは決して屈服しない。米国がイランを攻撃すれば、深刻な被害を受けることになる」と述べ、米軍の介入に対しては「甚大な報復を覚悟すべきだ」と強く警告した。

両国間の核協議はこれまでに5回行われていたが、イスラエルがイランの核施設に対して空爆を実施したことで、協議は全面的に中断された。イスラエルはイラン軍の首脳陣や革命防衛隊の総司令官など約20人の幹部、さらに核科学者10人以上を同時に暗殺し、西部のミサイル発射基地を壊滅させるなど、過激な軍事行動を続けている。

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