
北朝鮮がロシアの無人機(ドローン)生産工場に、約2万5,000人の労働者を派遣する計画を検討していることが明らかになった。
NHKは19日、ロシアと西側の外交筋の情報として報じた。北朝鮮はロシア・モスクワの東約800km離れたタタールスタン共和国・アラブガ経済特区の無人機工場に労働者を派遣し、組立作業を支援するとともに、無人機の操縦技術の習得も目指す方針だという。
NHKは「ウクライナ侵攻を続けながら無人機生産に注力するロシアと、軍事力強化を追求する北朝鮮の思惑が一致する形で協力が深化している」と分析した。
北朝鮮とロシアは昨年6月19日、北朝鮮の金正恩国務委員長とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が会談し、「包括的戦略的パートナーシップ条約」を締結するなど協力関係を強化している。