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2025年06月23日月曜日
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「極めて危険な段階だ…」オバマ前大統領、「全体主義」トランプ陣営を痛烈批判!米国民に「健全な怒り」訴え

引用:Newsis
引用:Newsis

バラク・オバマ元米大統領は、ドナルド・トランプ大統領の政権2期目の米国政治について「全体主義に近づいている」と批判した。

18日(現地時間)米国の政治専門誌「ザ・ヒル」などによると、オバマ元大統領は17日コネチカット州ハートフォードで開催されたイベントで「(米国の政治環境が)米国式民主主義とはかけ離れてきた」と述べたという。

オバマ元大統領は「まだ完全に全体主義に達したわけではないが、そうした言動が“当たり前”とされるほど、極めて危険な段階に入りつつある」と述べ、「現在の連邦政府の指導者たちの発言を深く考えてみると、自由民主主義の機能に関する戦後世代の共通認識とはかけ離れている」と指摘した。

彼は与党である共和党に対しても厳しい批判を展開した。

オバマ元大統領は「2020年の大統領選でジョー・バイデン氏が勝利したが、その結果に不満を抱いたのはトランプ氏一人ではなかった」と述べ、「我々の主要政党の一つには、事実ではないことを知りながらも事実であるかのように振る舞う人々が非常に多い」と指摘した。これはトランプ大統領が当時の大統領選での敗北を受け入れず、共和党の主要人物たちもこれに同調したことを批判したものと解釈される。

一方、オバマ元大統領は最近米国内で広がる「ノー・キングス(王はいらない)」デモについても言及した。

彼は「不正や残虐に対して沈黙してはならない」と訴え、「今、アメリカ国内外で起きている数々の事象に対し、健全な怒りを示すことが求められている」と強調した。

そして「本当の変化を望むなら、それは『引き算』ではなく『足し算』によってこそ成し得る」とし、「全ての考えが一致しない相手であっても、一部でも共有できる価値を見出し、手を取り合うべきだ」と呼びかけた。

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