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2025年07月01日火曜日
ホームニュース【衛星写真が語る現実】B-2爆撃機6機がイラン核施設を同時空爆!「構造的弱点」を狙い撃ち、米軍の狙いは「内部窒息」

【衛星写真が語る現実】B-2爆撃機6機がイラン核施設を同時空爆!「構造的弱点」を狙い撃ち、米軍の狙いは「内部窒息」

引用:CNN

米国がイランのフォルドにある地下深くの核施設を破壊するため、換気口に爆弾を投下したとの米メディアの報道があった。

22日(現地時間)、ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、衛星企業マクサー・テクノロジーズが空爆翌日の22日に撮影したフォルド核施設の写真には、米軍が投下したGBU-57バンカーバスター爆弾が貫通したとみられる穴が6つあるという。クレーター状のこれらの穴は2か所に3つずつ集中している。2009年撮影の写真では、爆弾が落ちた2か所は元々換気口と思われる構造物があった場所だ。

米軍は本土からイランに飛来したB-2爆撃機7機のうち6機を使用し、22日にGBU-57計12発でフォルドを攻撃した。フォルドの写真では、地上の大規模な建物群周辺に残骸が見られるが、支援施設は無傷の状態だ。

換気口だった可能性のあるこれらの構造物は2011年以降見えなくなっており、専門家は施設建設中は換気口を使用し、その後土で覆った可能性があると分析している。米戦略国際問題研究所(CSIS)の核専門家、ジョセフ・ロジャース氏は、米軍が換気口と思われる構造物周辺に攻撃を集中させたことから、「米国がこれらの坑道を構造的弱点とみなす情報を持っていたと推測される」と述べた。米シンクタンク核脅威イニシアチブ(NTI)の副会長、スコット・ロエッカー氏も「換気口はこの施設で恐らく最も脆弱な箇所だろう」と評価した。

これは米国が核施設を無力化するため、地下のウラン濃縮施設そのものの破壊を試みた可能性が高いことを示唆している。空爆後の写真では地下施設への入口トンネルが土で埋まっているように見え、専門家はこれをイランが空爆に備えて施設を保護しようとした措置である可能性が高いと分析している。

実際、空爆前の3日間、トンネル入口周辺では異常な活動が確認された。例えば、19日の写真ではトンネル入口に貨物トラック16台が捉えられ、20日にはトンネル入口に新たな土砂の山が出現した。現在、米国とイスラエルはフォルド核施設の被害状況を分析中だ。

引用:skynews

ドナルド・トランプ米大統領は核施設を「完全に全て破壊した」と前日に宣言したが、米軍とイスラエル軍はより慎重な評価を行っている。CNNは、米軍が空爆した別の核施設であるイスファハンの衛星写真を分析した結果、少なくとも18の構造物が破壊されたか被害を受けたと報じた。

米国のダン・ケイン統合参謀本部議長はこの日のブリーフィングで、イスファハンの主要地上施設を標的にトマホーク巡航ミサイルを24発以上発射したと明らかにした。ナタンズ核施設を撮影した写真には2つのくぼみが確認され、これらはバンカーバスター爆弾が作った穴である可能性が高いと、CNNは分析している。マクサー・テクノロジーズによると、この2つの穴の真下に地下施設がある。ナタンズにはウランを核兵器級に濃縮する遠心分離機があるとみられている。

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