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2025年07月03日木曜日
ホームニュース【戦後最大の軍備拡張】ドイツ、2029年に国防費27兆円規模へ!トランプ圧力とNATO要求に即応

【戦後最大の軍備拡張】ドイツ、2029年に国防費27兆円規模へ!トランプ圧力とNATO要求に即応

「フランス・イギリスより支出が早まる見込み」

2029年までに国防費を70%以上拡大

GDP比3.5%まで引き上げる計画

引用:depositphotos

ドイツが、ドナルド・トランプ米政権の国防費増額圧力と不安定な国際情勢に対応するため、フランスとイギリスを上回るペースで国防費を増額する方針を明らかにした。

23日(現地時間)フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、ドイツは国防費を今年の950億ユーロ(約16兆円)から2029年には1,620億ユーロ(約27兆円)へと3分の2以上増額する予定だ。この中には2029年までのウクライナに対する年間約85億ユーロ(約1兆4,300億円)の軍事援助も含まれる。

これにより、2025年時点でGDP比約2.4%だったドイツの基幹防衛費は、今後4年間でGDP比約3.5%まで増加する見通しだ。

計画通りに国防費の増額が進めば、ドイツはフランスとイギリスに先駆けて、北大西洋条約機構(NATO)と米国が求めるGDP比5%の国防費支出目標を達成できる可能性がある。

フランスは今年GDP比2%の国防費を2030年までに3~3.5%に引き上げる方針を示している。イギリスは現在GDP比2.3%の国防費を2027年に2.6%、2029年の総選挙後に3%に引き上げる計画だ。

先にNATO加盟国は、2035年までに国防費をGDP比5%水準に引き上げる共同和解文に和解した。和解文には、国防費支出目標をGDP比2%から3.5%に引き上げ、残りの1.5%をサイバーセキュリティや軍用車両に適した道路・橋の建設など関連分野に投入する内容が盛り込まれた。

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