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2025年06月26日木曜日
ホームニュース【非人道的空爆】ロシアの弾道ミサイルが住宅街・学校を襲撃で11人死亡160人負傷...ゼレンスキー大統領、国際社会に支援要請!

【非人道的空爆】ロシアの弾道ミサイルが住宅街・学校を襲撃で11人死亡160人負傷…ゼレンスキー大統領、国際社会に支援要請!

引用:ドニプロペトロウスク州のセルヒー・リサク知事
引用:ドニプロペトロウスク州のセルヒー・リサク知事
引用:ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領のテレグラム
引用:ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領のテレグラム
引用:ドニプロペトロウスク州のセルヒー・リサク知事
引用:ドニプロペトロウスク州のセルヒー・リサク知事
引用:ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領のテレグラム
引用:ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領のテレグラム

ロシアがウクライナ南東部ドニプロペトロウシク州を空爆し、少なくとも11人が死亡、160人が負傷したと24日(現地時間)、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が明らかにした。

NATO(北大西洋条約機構)首脳会議に出席するためオランダ・ハーグを訪問中のゼレンスキー大統領は、この日SNSに投稿し、「瓦礫の撤去作業が続いているため、死者数はさらに増える可能性がある」と説明した。

現地の報道によると、この日のロシア軍の空襲でウクライナ全土にミサイル警報が発令されたという。その後、ドニプロペトロウシク地域の住宅街や学校、病院、体育館、一般旅客列車などの民間インフラにロシア軍の弾道ミサイルが着弾し、多数の死傷者が出た。

特に午前11時30分頃、ウクライナ南部オデーサとザポリージャを結ぶ52号列車がドニプロ市近郊でミサイル攻撃を受けた。

当時の映像には、列車内で自撮りしていた乗客がミサイルの破片に当たって出血する様すや、攻撃後の混乱した車内の状況、子どもを含む乗客が泣き叫びながら線路に避難する様子、ミサイル攻撃で大破した客車の姿などが映っていた。

うくらいなのアンドリー・イェルマーク大統領府長官は関連映像を共有し、「民間人が乗っていた列車だった。ロシアは戦争と殺戮を目的とするテロリスト国家だ」と強く非難した。列車の乗客と乗務員に死者は出なかったものの、多くの負傷者が出血していたと現地メディアは伝えた。

一方、一般学校19校、幼稚園10校、職業学校1校、音楽学校1校、学童保育施設3か所、病院8か所が破壊され、ドニプロ全域で11人が死亡、160人が負傷したと報告されている。

この攻撃に関して、ゼレンスキー大統領は「ロシアは他国の部品なしには弾道ミサイルが生産できない。他の数百種類の武器も外国の部品や設備、専門知識なしには製造できない」と指摘した。さらに「ロシアとその協力国をつなぐ供給網を最大限遮断することが重要だ。対ロシア制裁も大幅に強化すべきだ」と強調した。

そして「我々が戦う理由は命を守るためであり、ウクライナと共にあることは即ち命を守ることだ。どちらの側に立つべきか迷う必要のない戦争だ」と付け加えた。

引用:ドニプロペトロウスク州のセルヒー・リサク知事
引用:ドニプロペトロウスク州のセルヒー・リサク知事
引用:ドニプロペトロウスク州のセルヒー・リサク知事
引用:ドニプロペトロウスク州のセルヒー・リサク知事

一方、NATOはこの日開幕した首脳会議で、ウクライナへの「揺るぎない」連帯を強調しようと懸命だった。NATOのマルク・ルッテ事務総長は、会議が行われているオランダ・ハーグに到着したゼレンスキー大統領との二国間会談に先立ち、「ウクライナが引き続き強く、持続可能で恒久的な平和を実現できるよう、同盟国全体が非常に意欲的だ」と述べ、「どうかこの点をご理解いただきたい」と訴えた。

さらに「欧州加盟国とカナダは、今年に入ってすでにウクライナに350億ユーロ(約5兆9,004億円)規模の軍事支援を約束した」とし、「昨年通年で500億ユーロ(約8兆4,292億円)だったことを考えれば、今年ははるかに多くの支援を行っている」と強調した。

そして「明日(25日)採択される首脳会議の共同声明の詳細をすべて公開することはできないが、ウクライナ支援に関する重要な文言が含まれることを確信してほしい」と予告した。

報道によれば、首脳会議の共同声明には「ウクライナへの支援はNATOの安全保障に寄与する」という内容が盛り込まれる見込みだ。今年の共同声明の核心は国内総生産(GDP)の5%を国防費に充てるという合意だが、ウクライナ支援額も「国防費支出」とみなされることを意味する。

引用:ドニプロペトロウスク州のセルヒー・リサク知事
引用:ドニプロペトロウスク州のセルヒー・リサク知事

ゼレンスキー大統領はルッテ事務総長との会談前、首脳会議への招待に謝意を表し、「我々は依然として防空システムを必要としており、パートナー国の支援が続いている。支援が継続されると固く信じている」と強調した。

オランダはこの日、1億7,500万ユーロ(約295億198万円)相当の追加軍事支援パッケージを発表した。英国のキア・スターマー首相は前日ロンドンでゼレンスキー大統領と会談後、両国間初の防衛産業の共同生産計画を発表した。

首脳会議2日目の25日には、ゼレンスキー大統領とルッテ事務総長、英国・フランス・ドイツ・イタリア・ポーランドの首脳による別途会合が予定されている。米国のドナルド・トランプ大統領再選後に初めて開かれる今回のNATO首脳会議で、ウクライナが後回しにされたとの批判を意識した動きと見られる。

2022年2月のウクライナ戦争勃発以来、昨年までのNATO首脳会議ではウクライナ戦争が最優先課題だった。今年もゼレンスキー大統領を招待したが、以前に比べ役割と注目度は大幅に低下した。

ゼレンスキー大統領はこの日の午後、晩餐会や防衛産業フォーラムには出席するが、32か国による本会議には招かれなかった。NATO・ウクライナ理事会は閣僚級に格下げされた。ウクライナ大統領府は25日、ゼレンスキー大統領がトランプ大統領と会談すると発表した。

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