
アメリカン航空機が飛行中の火災で、緊急着陸する事故が発生した。
25日(現地時間)の午前8時20分頃、米ラスベガスのハリー・リード国際空港からノースカロライナ州シャーロット行きのアメリカン航空機が離陸直後にエンジンから出火した。

公開された映像では、上空を飛行中の機体のエンジン部分から黒煙が噴出し、その後大きな炎に包まれる様子が確認できる。当時、機内には乗客153名と乗員を含む計160名以上が搭乗していた。
乗客の一人はラスベガスの地域メディアに対し、「エンジンから出火したことに気付く直前、大きな爆発音が聞こえた」と語り、「すぐに火炎が上がり始め、爆発しそうに見えた。機内の全員が無事であることを願い、祈った」と当時の状況を説明した。
同機はすぐにハリー・リード国際空港への緊急着陸を試み、無事に着陸した。この過程で幸いにも死傷者は発生しなかった。


アメリカン航空は「事故機は自力でゲートまで移動し、乗客は通常通り降機した」とし、「乗務員の迅速な対応に感謝し、事故原因を徹底的に調査する」と発表した。米連邦航空局(FAA)も事故調査に加わっており、最初に火炎が目撃されたエンジン部分では大きな問題点は見つかっていないという。
今回の事故機である「エアバスA321」は、米国の航空路線だけでなく、世界中で広く使用されている中型機で、事故機の機齢は12年と確認された。
昨年1月、韓国・釜山の金海国際空港で離陸準備中に火災が発生したエアプサンBX391便もエアバスA321型機だった。当時、乗客169名、乗員6名、搭乗整備士1名の計176名が搭乗しており、全員が非常用スライドを使用して無事に脱出した。
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