「スーツデビュー？」ゼレンスキー大統領、ついに戦闘服脱いだ！装いを変えてNATO舞台に現れた真意とは？

戦闘服姿で米国のドナルド・トランプ大統領と会い、米国側から「スーツはあるのか」と揶揄されたウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が、戦闘服を脱いで外交の舞台に登場した。

ゼレンスキー大統領は24日、北大西洋条約機構（NATO）首脳会議が開かれるオランダ・ハーグで、黒のジャケットとシャツ姿で現れた。これまで公式行事では戦時中の兵士との連帯を示すため戦闘服を着用してきたという。

ネクタイは着けず、スニーカーを履いていたため完全なビジネススーツではなかったが、それなりに格式は保たれていた。ゼレンスキー大統領は25日のNATO首脳会議でトランプ大統領との会談でも同じ服装だった。

この日の会談後、両首脳は互いに礼儀正しい態度を示した。ゼレンスキー大統領は「長く実質的な対話だった」とし、「トランプ大統領と米国に感謝する」と述べた。

トランプ大統領も「素晴らしい会談だった。これ以上のものはない」とし、ゼレンスキー大統領について「勇敢に戦っている」と評した。

ゼレンスキー大統領は2月、戦闘服姿で米ワシントンDCのホワイトハウスを訪れ、トランプ大統領と会談した。当時トランプ大統領は、ゼレンスキー大統領がホワイトハウスに到着すると「今日はおしゃれだね」と皮肉を込めて言った。

保守系メディア「ワン・アメリカ・ニュース・ネットワーク」の記者がゼレンスキー大統領に「なぜスーツを着ないのか」と質問した。この問いにJD・ヴァンス米副大統領をはじめとする会談同席者たちが笑いを漏らした。記者は更に「スーツは持っているのか」とも尋ねた。これに対しゼレンスキー大統領は「戦争が終わったら着る」と答えた。