30.1 C
Tokyo
2025年07月03日木曜日
ホームニュース「トランプ法案、上院ギリギリ通過!」50対50の膠着をヴァンス氏が打破…下院議員らは財政赤字を懸念し猛反対

「トランプ法案、上院ギリギリ通過!」50対50の膠着をヴァンス氏が打破…下院議員らは財政赤字を懸念し猛反対

引用:ブルームバーグ
引用:ブルームバーグ

米上院は1日(現地時間)、長時間にわたる採決の末にドナルド・トランプ大統領の大規模減税法案を可決した。

上院議長であるJ・D・ヴァンス副大統領の決定票により可決された。

賛成50、反対50の同数で、ヴァンス副大統領兼上院議長の1票が法案可決につながったのだ。

トランプ大統領が「大きく美しい1つの法案」と呼ぶこの法案は、トランプ第1期政権時に導入した減税を恒久化し、財政支出を削減するよう定めている。しかし、国防費を含め実際には財政支出も増加する内容となっている。

そのため、この法律がそのまま施行されれば、米国の財政赤字は今後10年間で3兆2,000億ドル(約459兆5,200億円)膨らむとの警告が出ている。

トランプの再選を支援し、第2期政権発足後には政府効率化省(DOGE)の長として公務員削減と支出削減を陣頭指揮したテスラCEOのイーロン・マスク氏は、この法案を厳しく批判してきた。

上院を通過した法案は今後、下院での採決に付されるが、見通しは不透明だ。

下院の共和党強硬派議員らは巨額の財政赤字発生を懸念しており、断固として反対している。

一方、トランプは、この法案を議会で可決させ、米国の独立記念日である7月4日までに自身の執務室で署名できるよう、共和党議員らに圧力をかけている。

下院共和党指導部は、この圧力の下で4日までには法案が可決されるだろうと約束した。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

モバイルバージョンを終了