CNN、ウクライナの情報評価を入手…「数カ月以内に到着か」
船舶や航空機による部隊輸送の準備も進行中

北朝鮮がロシアに最大3万人を追加派兵する可能性があるとウクライナ当局が分析したと伝えられた。
2日(現地時間)、CNNが入手したウクライナ当局の情報評価によると、北朝鮮はロシアに2万5,000人から最大3万人を追加派兵すると分析されており、数カ月以内にロシアに到着し、クルスクに配備されている北朝鮮軍に加わる見込みだと予測している。
また、ロシア国防省が必要な装備、武器、弾薬を提供し、新たな部隊をロシアの戦闘部隊に統合することを目指しているとも評価した。
報告書は「北朝鮮軍がロシアの占領地域の一部で戦闘に参加し、ロシア軍を補強する可能性が極めて高い」とし、「大規模攻撃作戦にも投入される可能性がある」と指摘した。
ロシアの軍用機が部隊輸送のために改造中である兆候も示された。シベリア地域を通じて外国部隊数万人を移動させる大規模作戦の一環とみられるとCNNは分析した。
CNNが入手した衛星写真には、昨年の派兵に関連する船舶がロシアの港に到着した様子が確認された。北朝鮮の平壌・順安(ピョンヤン・スンアン)国際空港では貨物機も捕捉された。
オープンソース情報センター上級アナリストであるジョセフ・S・バーミューデズ・ジュニア氏は「北朝鮮軍を移動させるために使用された以前のルートが再び活性化されており、今後の大規模な人員移動に使用される可能性を示唆している」と説明した。
西側の情報筋も最大3万人の部隊がロシアに追加派遣される可能性があると推測した。
スティムソンセンター韓国プログラム上級研究員兼所長であるジョニー・タウン氏は、最大3万人という規模は大きいものの、決して不可能ではないと見ている。
さらに「エリート部隊ではないだろう」とし、「金正恩が全てを賭けると宣言しているため、ロシアの要求次第だ」と分析した。
ただし、1万から2万人程度とみるのがより現実的であり、北朝鮮が部隊を段階的に派遣する可能性もあると指摘した。
北朝鮮は昨年秋、ロシアに1万1,000人の部隊を派遣した。西側の情報筋はこのうち4,000人が死亡または負傷したと推定している。
先月17日に平壌を訪問したロシア国家安全保障会議書記のセルゲイ・ショイグ氏は、金正恩国務委員長が工兵1,000人、建設兵5,000人など計6,000人を派遣することを決定したと発表した。
韓国国家情報院は、北朝鮮軍のロシアへの追加派兵が7〜8月に行われる可能性があるとみている。
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