
ロシアが6月、ウクライナに対する無人機攻撃を集中的に実施していたことが明らかになった。
1日(現地時間)、ウクライナ空軍の資料によると、ロシアは同月に5,438機の長距離無人機を投入した。2022年2月の侵攻開始以降、1か月の使用数としては過去最多となった。5月の使用数は3,974機で、1か月間で約37%増加した。
ウラジーミル・プーチン大統領は先月の演説で、無人機がロシア軍の軍事力の中核を担いつつあると述べた。
AFP通信によると、6月の無人機攻撃の増加に伴い、迎撃率も上昇し、同月の無人機やミサイルに対する迎撃率は86%に達した。また、ロシアによる深夜のミサイル攻撃も増加し、発射数は239発と前月比で2倍となった。
攻撃の激化を受け、ウクライナ各地で夜間空襲警報が連日発令され、住民はほぼ毎晩、避難所で夜を明かす状況が続いた。
ウクライナは米国など西側諸国に対し、防空システムの追加提供を要請している。
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