
ロシアが開発した最新の極超音速ミサイル「オレシュニク」システムが2025年末までにベラルーシに配備される予定だと、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が7月1日(現地時間)の独立記念日の式典で発表した。
Newsisによると、プーチン大統領は昨年末、ロシアのレニングラード州で開催された「ユーラシア経済連合(EAEU)首脳会議」を機に、12月26日にベラルーシのルカシェンコ大統領と会談したと、両国の国営メディアが報じた。
両首脳は今年3月にもモスクワで会談し、ロシアがウクライナ中東部のドニプロにあるウクライナ軍事施設を標的に使用した新型中距離弾道ミサイル(IRBM)「オレシュニク」をベラルーシに提供する案について協議し、ロシアはすでに量産の準備を進めている。
新華社、タス通信によると、ルカシェンコ大統領は7月1日の発表で、オレシュニクの大量生産が開始される予定で、今年末までにベラルーシに配備されるとのことだ。
ルカシェンコ大統領は今年4月、プーチン大統領とともにロシアのヴォルゴグラード市で開催された国際行事に参加し、このミサイルの配備に合意したと伝えられている。
ルカシェンコ大統領は7月1日の発表で、ロシアが最新鋭の兵器であるこのミサイルをベラルーシに配備してくれることに感謝の意を表した。
旧ソ連構成国のベラルーシは、ルカシェンコ大統領とプーチン大統領が強固な友好関係を誇る同盟国だ。欧州連合(EU)としばしば対立してきたルカシェンコ大統領は、今年1月の大統領選で7期目の当選を果たし、36年に及ぶ超長期政権のさらなる継続を確実にした。
国際社会はこの選挙の公正性に疑問を投げかけている。ルカシェンコ大統領はNATOの防衛線に対抗し、ロシアの防衛に積極的に協力している。
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