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「後継者選定、中国は口を出すな」90歳迎えるダライ・ラマ、中国の介入に真っ向反発!チベット運動の転機となる可能性も

有馬侑之介 アクセス  

引用:ダライ・ラマホームページ

チベット仏教の精神的指導者であるダライ・ラマ氏が、90歳の誕生日を前に高位宗教者による会議を招集し、後継者問題をめぐる議論が本格化している。これに伴い、中国政府との対立の可能性も注目されている。

2日(現地時間)、BBCなど海外メディアによると、ダライ・ラマは今月6日の誕生日に合わせて、インド北部ダラムサラで開催される高位チベット仏教会議に出席する。会議は3日間にわたり行われる予定で、ダライ・ラマが伝えるチベット語の録音メッセージには「転生」についての直接的な言及はないものの、その後発表される声明では後継者に関する見解が示される可能性があるという。

現在、中国政府はダライ・ラマを「分離主義者」と位置づけ、後継者の選定についても中国当局の権限であると主張している。これに対し、ダライ・ラマは自伝で「私の後継者は中国ではなく自由な世界で転生する」と明言しており、両者の主張は真っ向から対立している。

中国は過去にも、チベット仏教でダライ・ラマに次ぐ地位とされるパンチェン・ラマの指名をめぐり、中国政府が介入した例もある。当時、ダライ・ラマが後継として認定した少年ゲンドゥン・チューキ・ニマはその直後に消息を絶ち、現在も中国当局によって軟禁状態に置かれているとされる。

スペインのEFE通信は「今回、明確な後継方針が示されれば、中国による宗教的統制への対抗となり、チベットの自治運動の今後を左右する重要な転機となる可能性がある」とし、「今後数日は、現代チベット史における最も重要な日となるかもしれない」と報じた。

有馬侑之介
editor@kangnamtimes.com

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