
ビットコインマイニング企業ビットマインが約2億5,000万ドル(約360億9,122万2,487円)の資金調達に成功したとのニュースを受け、過去5営業日で3,000%も急騰したが、暗号資産専門メディアのコインデスクが3日(現地時間)、近く暴落する可能性があると警告した。
コインデスクは、別の暗号資産企業シャープリンクが4億5,000万ドル(約649億4,879万8,217円)を調達したニュースで株価が一時4,000%急騰したものの、バブルが崩壊し数週間後に90%暴落した事例を紹介した。
ビットマインがシャープリンクの二の舞になる可能性があるという指摘だ。
シャープリンクは今年6月、4億5,000万ドルの資金調達のニュースで株価が一時92ドル(約1万3,277円)まで急騰し、約4,000%上昇した。しかし現在の株価は12.66ドル(約1,827円)で、最高値から90%近く下落している。
ビットマインは最近、2億5,000万ドルの資金調達に成功したというニュースで連日急騰している。
この日も130%以上上昇し、過去5取引日で約3,000%も急騰した。
ビットマインは調達資金を使い、時価総額2位の暗号資産イーサリアムを買い集める方針を明らかにした。イーサリアムのエコシステムを新たに構築し、財務戦略の中核資産とする計画だと説明している。
現在、ステーブルコイン決済の大半がイーサリアムのエコシステム上で行われており、その将来性に注目が集まっているという。
また、同社は暗号資産業界の大物ファンドストラットのトム・リー氏を取締役会議長に任命したと発表した。
トム・リー氏は「ステーブルコインは暗号資産業界におけるChatGPTだ」とし、「ステーブルコイン決済の大半がイーサリアムのエコシステム上で行われるため、イーサリアムの展望は非常に明るい」と述べた。
こうした好材料でビットマインの株価は連日急騰しているが、コインデスクはシャープリンクのように近い将来暴落する可能性があると警告している。
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