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ビットコイン、史上最高値目前!関税延期観測とマスク氏の支持発言で市場に期待感高まる

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暗号資産ビットコイン(BTC)が、史上最高値を更新する可能性があるという見方が市場関係者の間で広がっている。

米国の対中関税猶予措置が終了するタイミングと、来週予定されている「クリプト・ウィーク(Crypto Week)」を控え、市場のボラティリティが高まるとの予測が相次いでいる。一部の専門家は、今週から来週にかけて新記録が出る可能性に注目している。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ

7日付の『コインテレグラフ』によると、10xリサーチのマーカス・ティーレン氏は「4日以降の季節的傾向は総じて強気で、市場は関税リスクをほとんど織り込んでいない」と指摘。「ビットコインが今週あるいは来週にも史上最高値を更新する可能性が高い」と述べた。

UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは、9日に迫った関税猶予措置の終了をめぐり「もし米国が再延長を決定すれば、市場はそれを政策実行意志の弱さと受け取り、リスク資産への選好が高まる可能性がある」と分析している。

ビットコインの価格は7日午後9時30分(日本時間)時点で10万8,400ドル(約1,582万4,851円)となり、5月22日に記録した史上最高値である11万1,970ドル(約1,634万6,020円)に対して3.13%下回る水準にとどまっている。

テクニカル分析の指標「ボリンジャーバンド」を考案したジョン・ボリンジャー氏は「ビットコインは現在、上昇ブレイクアウトの兆しを見せている」と評価。また、Apollo CapitalのCIOであるヘンリック・アンダーソン氏も「今週は大きな価格変動が予想され、米国とEUが今週中に基本的合意に至る可能性もある」と見通した。

加えて、テスラのイーロン・マスクCEOが最近SNS「X(旧Twitter)」でビットコインに言及したことも、投資家心理を後押しする材料として注目されている。

暗号資産取引所BTSEのCOOジェフ・メイ氏は「9日を前に不透明感はあったが、交渉期限が8月初旬まで延長される可能性が示されたことで市場は反発している」と説明。「もし9日に発表される数値が好感されれば、ビットコインの上昇トレンドが継続するだろう」との見解を示した。

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