
AI(人工知能)半導体のトップ企業であるエヌビディアの時価総額が、終値ベースで初めて4兆ドル(約588兆円)を突破した。10日(現地時間)のニューヨーク株式市場で、同社株は前日比0.75%高の164.10ドル(約2万4,116円)で取引を終え、この上昇により時価総額は4兆20億ドル(約588兆1,510億円)に達した。
前日、エヌビディアは世界の上場企業として初めて取引時間中に時価総額が4兆ドルを突破したが、終値ベースではやや下回っていた。この日は終値でも4兆ドル超えを記録し、名実ともに大台に乗せた形となった。
エヌビディアが時価総額3兆ドル(約441兆円)を突破したのは2024年6月で、そこから13カ月で新たな節目に達したことになる。比較として、アップルは2022年1月に一時的に3兆ドルを超えたが、終値で3兆ドルを超えたのはそれから1年5カ月後の2023年6月だった。
エヌビディアは取引時間中に4兆ドルを超えてから、わずか1日で終値でも到達したことで、堅調な株価上昇トレンドを示した。AI需要の急拡大を背景に、投資家の関心は今後も高まる見通しだ。
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