メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

【全面対決へ】トランプの追加関税にEUが「ビッグテック潰し」に本腰!第3の報復カード「デジタル課税」炸裂か

荒巻俊 アクセス  

引用:depositphotos

欧州連合(EU)がドナルド・トランプ米大統領の追加的な「突発関税」に備え、第3の報復措置としてサービス産業への関税および輸出規制を検討していると、17日(現地時間)にフィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。

4人のEU外交官によると、欧州委員会のマロシュ・シェフチョビッチ貿易・経済安全保障担当委員は、14日のEU通商相会議で米国製品への報復関税以外の措置も準備していると明らかにした。シェフチョビッチ委員は特に「施行規則(Enforcement Regulation)」を報復手段として活用する方法を検討していると述べた。2021年に強化された施行規則は、パートナー国が貿易協定に違反しEUの利益が侵害された場合、相手国の企業を公共入札から排除できる法的根拠となる。

サービス貿易の制限も言及されている。サービス部門は米国がEUとの貿易で黒字を出している代表的な分野で、特にビッグテック企業が主導している。今回追加で議論されている措置にはデジタルサービスへの課税も含まれる見込みだ。欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は4月のFTとのインタビューで「デジタルサービスの広告収入への課税も一例だ」と言及していた。

あるEU外交官は「すでに(米国製)商品に関しては、ほぼすべての手段を使い果たしているため、サービス部門を検討する必要が明らかだ」と述べ、「トランプ大統領が医薬品や半導体(関税)といった爆弾をまた持ち出すなら、我々も何かを握っておく必要がある」と主張した。欧州議会国際貿易委員会のベルント・ランゲ委員長もこうした措置について「米国は商品では赤字、サービス部門では黒字を出しているため、報復手段として適切だ」と歓迎の意を示した。

EU内では以前にも関税報復の観点からサービス部門を標的にすることが議論されたが、対米交渉が本格化する中で立ち消えとなっていた。米国の鉄鋼関税に対応するため210億ユーロ(約3兆6,301億円)相当の米国製品に追加関税を課す第1弾の報復措置は施行が延期され、第2弾の報復措置も721億1,600万ユーロ(約12兆4,660億円)規模の米国商品を狙っているが、施行は来月1日以降に決定する方針だ。

第3弾の措置もまだアイデアの段階とみられる。現在、EUは米国との「原則的な合意」を目指して交渉に専念しているためだ。EU加盟国間では追加報復措置を議論する動きだけでも米国を刺激する可能性があるとの懸念が出ている。

一方で、強硬策を交渉の梃子として活用すべきだという主張もある。EUは米国との貿易交渉の停滞を打開するため「自動車関税の相互引き下げ」方式を再導入した。EU交渉団は、米国が自国産自動車に課す関税を20%未満に下げれば、EUも米国産自動車に対する10%の関税を撤廃すると表明した。

トランプ大統領は3月に外国産自動車および部品に25%の関税を課した後、ほぼすべての品目に「相互関税」の導入を宣言した。この関税は既存の品目別関税に上乗せされるものではないが、双方が合意に至らなければ来月1日からEUに最大30%まで拡大される。FTによると、交渉に詳しい関係者2名は、EUが自動車関税を0%に引き下げた場合、米国もこれを17.5%程度に下げる案を積極的に検討中だという。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • トランプ氏、プーチンに続き今度は習近平とも“軍事基地で会談”…異例の舞台選択に潜む思惑とは?
  • 「今日から男になる!」ドイツで“性別自己決定制度”施行→1年で2万2,000人以上が性別変更!
  • NASA警告「南極氷棚の60%が存続困難...」 最大10メートルの海面上昇で世界沿岸都市が浸水の危機!
  • 「トランプ氏を皮肉った代償か?」ノーベル賞作家ソインカ、米国ビザを突如取り消され、入国禁止に!
  • IMF「アメリカ財政は極めて危険」…2030年にギリシャ・イタリアを超える“債務大国”へ転落か
  • 「トヨタ、100億ドル投資」トランプ氏の発言に騒然、トヨタが即否定「そんな約束はしていない!」

こんな記事も読まれています

  • 【JMS2025】日産「サクラ」が太陽光で一年間最大3,000km!“自ら充電する”軽EVへ進化
  • 「BMW iX3旋風?」…6週間で3,000台突破!ノイエクラッセ時代の幕開け
  • 【衝撃】日産「フェアレディZ NISMO」中国投入へ…“日本の魂”が海を渡る
  • 「ATの寿命を縮める!?」…専門家が警告する“やってはいけない5つの習慣”
  • 「全然動かないんだけど!?」ドッグカフェで露わになったうちの犬の“省エネ魂”
  • 「鮮度保証だと!?」通行人に甘える子犬、その背後には待ち受ける“残酷な運命”に世界が激怒!
  • トランプ氏、プーチンに続き今度は習近平とも“軍事基地で会談”…異例の舞台選択に潜む思惑とは?
  • 「今日から男になる!」ドイツで“性別自己決定制度”施行→1年で2万2,000人以上が性別変更!

こんな記事も読まれています

  • 【JMS2025】日産「サクラ」が太陽光で一年間最大3,000km!“自ら充電する”軽EVへ進化
  • 「BMW iX3旋風?」…6週間で3,000台突破!ノイエクラッセ時代の幕開け
  • 【衝撃】日産「フェアレディZ NISMO」中国投入へ…“日本の魂”が海を渡る
  • 「ATの寿命を縮める!?」…専門家が警告する“やってはいけない5つの習慣”
  • 「全然動かないんだけど!?」ドッグカフェで露わになったうちの犬の“省エネ魂”
  • 「鮮度保証だと!?」通行人に甘える子犬、その背後には待ち受ける“残酷な運命”に世界が激怒!
  • トランプ氏、プーチンに続き今度は習近平とも“軍事基地で会談”…異例の舞台選択に潜む思惑とは?
  • 「今日から男になる!」ドイツで“性別自己決定制度”施行→1年で2万2,000人以上が性別変更!

おすすめニュース

  • 1
    「下品だ」と責められた花嫁…ウェディングドレス巡る非難の末に悲劇

    トレンド 

  • 2
    「なぜ人はあくびをするのか?」眠いからじゃない!最新研究が暴いた“あくび”の意外な正体

    おもしろ 

  • 3
    「契約か信頼か」NewJeansとADORの専属契約訴訟…K-POPの未来を決める分岐点に

    HYBEアイドル 

  • 4
    「私が男だなんて!」外見は完全に女性、しかしお腹の中に“精巣”...32歳で“遺伝的男性”と判明

    トレンド 

  • 5
    【快挙】ルセラフィム『SPAGHETTI』、発売初日オリコン1位&81か国チャートイン!世界が夢中に

    K-POP 

話題

  • 1
    【祝】“家族を持ちたい”夢が現実に…「キャプテン・アメリカ」クリス・エヴァンス、第1子誕生!

    エンタメ 

  • 2
    【告白】ホン・ヒョンヒ、出産後に“産後うつ”を経験…夫ジェイスンの支えに視聴者涙

    エンタメ 

  • 3
    【衝撃】D.Ark(キム・ウリム)、大麻流通および吸引容疑で逮捕…「容疑を否認」と報道

    K-POP 

  • 4
    【JYP総出動】『出張十五夜』史上最大スケールのランダムプレーダンスにSNS熱狂

    JYPアイドル 

  • 5
    「心がとろけちゃう❤️」ハン・ヒョジュ×小栗旬、“チョコレート・ロマンス”で世界を魅了

    エンタメ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]