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北朝鮮製75式MLRS、またもウクライナ軍ドローンに撃破!電波妨害を無効化する「光ファイバードローン」の実態

望月博樹 アクセス  

最前線に実戦配備された北朝鮮製武器がウクライナ軍のドローン(無人機)により破壊される映像が再び公開された。20日(現地時間)、ウクライナの軍事専門メディア「ミリタルニ」は、北朝鮮が製造した75型多連装ロケットシステム(MLRS)がFPVドローンによって破壊されたと報じ、これは公式に確認された2度目の事例だと伝えた。

18日にテレグラムで公開された映像では、ドローンが森の中を低空飛行し、少なくとも4発のロケットが装填された武器に直接衝突する様子が映っている。ミリタルニはこの武器を北朝鮮製75式多連装ロケットと特定し、低空飛行でも安定した信号が維持されていたことから、ウクライナ軍が「光ファイバードローン」を使用して攻撃したと分析した。この攻撃はハルキウ付近で発生したとされる。

今次の戦争で新たに注目を集めている光ファイバードローンは、釣り糸のように細い光ケーブルを取り付け、最大10kmを飛行することができる。これは周波数妨害によりドローンを無力化する対策として開発され、光ファイバーを接続したドローンは信号損失や電子的傍受のリスクを回避し、安定かつ安全な通信を行うことができる。

これに先立ち、12日にもウクライナ軍はテレグラムのチャンネルで、ウクライナ東部クピャンスクの茂みに隠れていた北朝鮮製75式多連装ロケットがドローン攻撃で初めて破壊される映像を公開した。

報道によると、北朝鮮の75式は中国の12連装63式ロケットシステムを基にした107mm多連装ロケットシステム(MLRS)で、ソ連のBM-14を模倣したものだという。有効射程は約8.5kmで12発のロケットを一斉発射でき、軽量で配備が容易だが、旧式のシステムとみなされている。

これについてウクライナの軍事専門メディア「ディフェンス・エクスプレス」は「75式多連装ロケットは朝鮮半島外での使用例がほとんどない」とし、「ロシアがこのロケットを保有していることは、モスクワ(ロシア)と平壌(北朝鮮)の軍事協力が深化していることを示唆している」と分析した。

望月博樹
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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