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2025年07月24日木曜日
ホームニュース【戦争か虐殺か】イスラエルの93人射殺に世界激怒、日本含む30カ国が「尊厳を踏みにじった」と非難

【戦争か虐殺か】イスラエルの93人射殺に世界激怒、日本含む30カ国が「尊厳を踏みにじった」と非難

引用:facebook
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英国など30カ国の外相は21日(現地時間)、食料を求め殺到したガザ地区のパレスチナ住民に対し、戦車や狙撃銃を発砲したイスラエルを「人間の尊厳を踏みにじっている」と厳しく非難し、即時の戦争終結を求めた。

Newsisによると、外相らはイスラエルによるガザ地区への援助物資搬入の方法についても「危険性と不安定さを増幅させ、住民の人間としての尊厳を踏みにじっている」と強く批判した。

英ガーディアン紙によれば、デーヴィッド・キャメロン英外相はオーストラリア、カナダ、フランスなど30カ国の閣僚と共同声明を発表し、「ガザ地区の民間人の苦しみは新たな段階に達した」と述べ、イスラエルに対して援助物資の制限解除を求めた。

また、ラファ地域へのパレスチナ人60万人の強制移住を提案したイスラエルのカッツ国防相の案についても、「断じて容認できない」と強く退けた。

国連世界食糧計画(WFP)は前日、国連の支援車両から小麦粉を受け取ろうと国境付近に押し寄せたパレスチナ住民が、イスラエル軍の戦車や狙撃兵による銃撃を受けたと発表。この攻撃により、少なくとも93人の命が奪われた。

イスラエルはすでに2カ月にわたり支援物資の搬入を制限しており、ガザ地区の約210万人が飢餓状態に追い込まれている。

外相らは声明で「イスラエルは援助物資の搬入制限をただちに解除し、国連や人道支援NGOが迅速に活動できるようにすべきだ」と求めた。

また「イスラエル政府の援助物資の配布方法は危険性と不安定さを増幅させ、住民の人間としての尊厳を踏みにじっている。我々は水や食料といった最も基本的なニーズを満たすための支援を行っており、子どもを含む民間人への非人道的な殺害を強く非難する」と強調した。

さらに、ガザ住民が援助を求めて命を落としたことについて「極めて悲惨な事態だ」とし、「紛争当事者および国際社会に対し、即時かつ無条件で恒久的な停戦の実現を求め、この惨劇を終わらせるために共に取り組むよう強く呼びかける。これ以上の流血は無意味だ」と訴えた。

キャメロン外相は下院演説でも、ガザ住民をラファに移住させようとするカッツ国防相の計画を批判し、「決して実現させてはならない残虐な構想だ」と断じた。

英労働党のキア・スターマー党首も議会で「ガザ地区の状況は多くの面で耐え難いレベルに達している」と述べ、「イスラエルや他国とのあらゆる交渉において、この点を明確に伝えている」と強調した。

また、スターマー党首は、援助物資を受け取るために列に並んで命を落とすことや、特定の地域への強制居住や強制移住について「原則として容認できず、断じて間違っている」と強く批判した。

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