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「独裁国家も真っ青」…米共和党、250ドル紙幣にトランプ肖像、誕生日を国家祝日に指定する法案提出で波紋!

織田昌大 アクセス  

引用:newsis

米国のドナルド・トランプ大統領を「建国の父」の地位に引き上げようとする「偶像化法案」が、米議会で相次いで提出されている。国の主要施設にトランプ大統領の名前を冠し、トランプ大統領の誕生日を米国の祝日に指定し、さらには紙幣にトランプ大統領の肖像を刻む法案まで登場した。

これらの法案が実際に可決される可能性はほぼないが、「MAGA(米国を再び偉大に)」派の議員たちが「ゴマすり発言」を超えて憲法上の権限を行使し、「トランプ大統領の偶像化」に躍起になっている点で批判が高まっている。米紙ワシントン・ポスト(WP)は「共和党議員たちが、党を完全に掌握したトランプ大統領に忠誠を示そうと競い合っている」とし、「最高司令官への卑劣なへつらい」と指摘した。

共和党のロバート・オンダー下院議員(ミズーリ州選出)は23日、米ワシントンDCの国立劇場の名称を「ジョン・F・ケネディ・センター」から「ドナルド・J・トランプ・センター」に改称する法案を提出した。これに先立ち共和党議員らは、同センター内のオペラハウスの名称を「ファーストレディ・メラニア・トランプ・オペラハウス」に変更する立法手続きにも着手していた。この劇場は、ケネディ大統領暗殺事件(1963年11月)から2か月後に米連邦議会が追悼の意を込めて「ケネディ」の名を冠する法案を可決し、現在に至っている。

共和党のグレッグ・スチューブ下院議員(フロリダ州選出)は5月、「ワシントン首都圏交通局(WMATA)」の名称を「WMAGA(Washington Metropolitan Authority for Greater Access)」に変更する法案を提出した。これは、トランプ大統領を象徴する政治スローガン「MAGA」を政府機関の名称に取り入れようというものである。

彼はまた、通称「メトロレール」と呼ばれるワシントンの鉄道網の名称を「トランプ・トレイン」に変更することも提案した。スチューブ議員は、自身の地域区とは全く関係のないこのような名称変更を要求し、WMATAが応じなければ予算を削減すると述べた。共和党からは最近、ワシントンDCの主要空港である「ワシントン・ダレス国際空港」の名前を「トランプ空港」に変更する法案も提出された。

ワシントン・ポストは「現職大統領の名前を冠して空港や地下鉄の名前を変更する法案が提出されるのは前例がない」とし、「大統領の名前を付ける場合は、長期間任期を終えた後や死後に行われるのが慣例だ」と指摘した。同紙は、1998年にワシントンのローカル空港に「ロナルド・レーガン」の名前が付けられた際、レーガン前大統領が退任してから10年が経過し、アルツハイマー病と闘っていたこと、また、ニューヨークの空港の名称を「ジョン・F・ケネディ」に変更した時期もケネディ大統領暗殺事件後であったことを例示した。

それにもかかわらず、共和党議員たちはあらゆる奇抜なアイデアを駆使して「ゴマすり立法」競争に躍起になっている。共和党のジョー・ウィルソン下院議員(サウスカロライナ州選出)は「来年の建国250周年を記念して250ドル(約3万6,994円)紙幣を新たに発行し、トランプ大統領の顔を紙幣のデザインにしよう」と主張した。

彼は「最も価値ある大統領のための、価値ある法案だ」と述べた。これを受け、共和党のブランドン・ギル下院議員(テキサス州選出)は、100ドル(約1万4,798円)紙幣に刻まれた「建国の父」であるベンジャミン・フランクリン氏(1706〜1790)の肖像をトランプ大統領に置き換えようという、いわゆる「黄金時代法」を提出した。トランプ政権側は「現行法で生存する人物は紙幣に登場できないが、法案の実現に向けあらゆる方法で支援する」との立場を示した。

トランプ大統領の誕生日である6月14日を米国の祝日とする法案も登場した。共和党のクラウディア・テニー下院議員(ニューヨーク州選出)は「初代大統領ジョージ・ワシントン氏の誕生日(2月22日)が祝日であるように、トランプ大統領の誕生日も祝日に指定し、彼を米国黄金期の創始者として記念しよう」と述べた。

ジョージ・ワシントン氏やトーマス・ジェファーソン氏をはじめ、セオドア・ルーズベルト氏、エイブラハム・リンカーン氏など、米国を代表する歴代大統領4人の顔が彫られているラシュモア山にトランプ大統領の顔を新たに刻む法案も、共和党のアンナ・ポーリーナ・ルナ下院議員(フロリダ州選出)が提出した。

同党のアンディ・オグルズ下院議員(テネシー州選出)は、トランプ大統領の「3選」を可能にするため、大統領の任期を2期に制限した憲法修正第22条を無効化する法案まで提出した。オグルズ議員は「トランプ大統領は米国を再び偉大にする唯一の人物だ」と述べた。

織田昌大
odam@kangnamtimes.jp

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