
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ラオスおよび中国を経由する貨物鉄道の建設を推進する方針を明らかにした。
ロシア国営『タス通信』は、プーチン大統領が7月31日(現地時間)、クレムリンでラオスのトーンルン・シースリット大統領と会談を行い、両国間の貨物輸送拡大について意見を交わしたと伝えている。
プーチン大統領は会談後、「両国間の貨物輸送が増加していることを踏まえ、ベトナムの港湾を活用し、ラオスからウラジオストクへ至る海上コンテナ輸送の拡大を検討している」と述べた。
さらに、「この構想には、我々に友好的な中国領を通過する貨物鉄道の整備も含まれている」と付け加えた。両国間の貿易は前年比でおよそ20%成長しているという。
また、両首脳はエネルギー分野での協力についても協議。プーチン大統領は、「平和的目的での原子力利用に関する合意に基づき、ラオスに対して安価かつ環境に優しいエネルギーを供給する基盤が整った」と説明した。
その上で、プーチン大統領はラオス側が医薬品、農業、人材開発といった非エネルギー分野にも強い関心を示していることを明かした。
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