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2025年08月02日土曜日
ホームニュース「ガザ上空320kmから捉えた地獄絵図」飢えた群衆が物資車両に殺到、銃撃・圧死相次ぐ“カオスそのもの”

「ガザ上空320kmから捉えた地獄絵図」飢えた群衆が物資車両に殺到、銃撃・圧死相次ぐ“カオスそのもの”

引用:ニューシス
引用:ニューシス

ガザ地区上空を通過した衛星が、同地域の深刻な食糧危機の実態を鮮明に捉えた。

米紙『ニューヨーク・タイムズ』は7月31日、衛星画像会社プラネット・ラボスが28日に公開した画像を紹介した。これは、同社の衛星が地表から約320km上空で2日前に撮影したもので、ガザ地区で数百人のパレスチナ人が救援物資を積んだ車両に殺到する様子が確認されている。

2023年に勃発したイスラエルとハマス武装勢力の戦闘により、ガザ地区はかつてない規模の飢餓状態に陥っている。

報道によれば、イスラエル軍の発砲により救援物資配給所で命を落とした人もいれば、国境を越えた直後の救援物資車両に群がる中で銃撃を受けたケースもあったという。7月初旬には、圧死によって少なくとも20人が死亡したとの報告もある。

現地では、多くの住民が混乱の中で必死に食料を求めたが、結果的に何も得られず引き返さざるを得なかった人々が大多数だった。

同時期、地上で撮影された映像もソーシャルメディアを通じて拡散されている。その映像には、救援物資車両の周囲に群がった男性たちが互いに押し合い、物資を得ようと車両によじ登る様子が映し出されていた。

なお、衛星写真に写っていた車両がどのような物資を運んでいたのか、また具体的な搬送先については現時点で確認されていない。

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