
米国のドナルド・トランプ大統領は4日(現地時間)、インドによるロシア産原油の購入に対して、大幅な関税引き上げ方針を明らかにした。
当日、トランプ大統領は自身のソーシャル・メディアに投稿した文面で「インドはロシア産原油を大量に購入するだけでなく、その購入した原油の相当部分を公開市場で転売し、莫大な利益を上げている。彼らはウクライナでロシアの戦争マシーンによってどれほど多くの人々が犠牲になっているかを無視している」と非難した。そのため、インドが米国に支払う関税を大幅に引き上げると述べた。
ただし、トランプ大統領は追加される関税の具体的な数値については明らかにしなかった。トランプ大統領の新たな威嚇は、ロシアにウクライナとの停戦を要求した8月8日の期限を前に行われた。トランプ政権は、ロシア産エネルギーを購入する国々に対して、いわゆる「二次制裁」を課す方針をこれまで強調してきた。
さらに、トランプ大統領は先週、インドからの輸入品に25%の関税および追加の「罰則」を課す意向を示した。
一方、ニューヨーク・タイムズ(NYT)やブルームバーグによれば、インド政府の関係者はトランプ大統領の威嚇にもかかわらず、インドがロシア産原油の購入を継続する方針であると伝えている。
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