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2025年08月10日日曜日
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【関税ショック】スイス大統領が“39%回避”で緊急訪米も…米国に門前払い、成果ゼロで帰国

引用:AFP通信
引用:AFP通信

スイスのカリン・ケラー=ズッター大統領が39%の関税回避のため急遽米国を訪れ、マルコ・ルビオ米国務長官と会談したが、成果なく帰国した。

シンガポールの「ザ・ストレーツ・タイムズ」など海外メディアは6日(現地時間)、ケラー=ズッター大統領が今回、米国のドナルド・トランプ大統領や米通商代表部(USTR)のジェイミソン・グリア代表、スコット・ベッセント米財務長官、ハワード・ラトニック米商務長官との会談を行わなかったと報じた。

また、メディアはケラー=ズッター大統領が10%の関税率を要求したが、米国に拒否されたとし、関税発効後の追加交渉の可能性があると伝えた。報道によると、米国はスイスへのエネルギーおよび国防分野の輸出拡大を検討しており、スイスはその見返りとして、時計・機械・チョコレートへの関税引き下げを求めているという。

結果として、スイスの交渉団は新たな合意が成立しないまま、この日米国を離れる準備をしている。ケラー=ズッター大統領は米ワシントンの国務省でルビオ長官との会談後、記者団に対し「本日は非常に良好な会談だった」と述べ、「非常に友好的でオープンな対話を行った」と語ったが、「スイスがどのような追加提案を行う予定なのか」という質問には答えなかった。

当初、トランプ大統領は4月、スイスに31%の関税を課すと発表したが、その後の交渉を経て7月初めに10%の関税を含む草案に合意した。しかし、1日、トランプ大統領はケラー=ズッター大統領との緊迫した電話会談直後、スイスに対する関税を39%に引き上げた。当時、トランプ大統領はスイスにさらなる譲歩を求めていたとされる。

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